2005-01-01から1年間の記事一覧

デリー再び

パキスタンを出国し、夜行列車でデリーにやってきた。ここで年明けを迎えることになるが、本当はそれだけは避けたかった。デリーは5年前から変わらず、町中うんこであった。およそ6割が牛の、3割が犬の、残る1割が人間のと思われる。うんこだらけの年明けを…

テントの海

被災地バラコートへ至る旧カラコルムハイウェイの道沿いにも、イスラマバードの広場や公園にも、いたるところにテント村が設営されて、震災被災者が生活していた。車で通ると延々と海のように続くテントの棟々を横目に眺めることになり、だんだん感覚が麻痺…

バラコート

地震被害のもっとも大きかったパキスタン北西辺境州のバラコートを訪ねた。一面の瓦礫の山の中で、村人たちはうちしおれているかと思いきや、ラホールやラワルピンディの都会人のしかめっ面と違って、なんだかみんな笑顔でよそ者の私たちを迎えてくれた。イ…

テント村

ようやく、今回の旅の目的地に着いた。イスラマバード在住の督永忠子さんのNPWという組織を訪問。http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/pakistan.htmhttp://www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/今日はクリスマス・イブなのに、嫁(兼ボディガード)と二人して、震…

ラワルピンディ

パキスタンのラワルピンディに到達した。今回の旅の目的地まであと少しだ。パキスタンは6年ぶりだが、やはりまったく進歩も発展もしていないように見える。交通網のインフラも通信インフラも6年前とまったく変わらず不便極まりない。このPCはWindows98で接続…

デリー

地球上でもっとも繁栄している未来世紀都市・上海から、地球上でもっとも停滞している彼岸都市・デリーへ移動してきた。あいかわらず、往来にうんこが落ちている。鉄道の切符を買おうと駅へ行ったら、パスポートが見当たらず、すられたかなくしたと思って冷…

また騙された

上海の空港で、コーヒー一杯に1000円以上払うはめになってしまった。店に入った瞬間に、ぼったくりの店だと気がついたのに、「ジャマイカコーヒーお勧めですよ」とサンタのコスプレのギャルに日本語でいわれて、「あ、それで」と応じてしまった。恐るべし。…

上海

なぜか上海に滞在中だ。デラックスなホテルに泊まって、うまい中華料理を腹いっぱい食べた。なんと、中国語の通訳と強力なボディガード付きだ。なんとこのボディガードはクンフーとプロレスの達人だ。

明かされる秘密

ご無沙汰しております。21日にイラクから無事帰国し、29日まで長崎に出張しておりました。今日から当分の間、東京都内に滞在する予定です。入籍の件に関して、「本当か冗談か」というお問い合わせを少々いただきましたが、本当です。長崎では妻を実家に紹介…

極秘

実は、ここだけの話なので、絶対ひとに言わないで欲しいのですが、極秘入籍しました。それと、こちらも絶対内緒にしといて欲しいのですが、今イラク国内に潜伏中です。

真珠

かれこれ一ヶ月間、このページも自分のウェブサイトのトップページすら開かず、東中野の大邸宅に引き篭もっていた。東中野大邸宅ではこの度ついにエアコンを導入し、暑いのが死ぬほど嫌いな私に格好の引き篭もり場所を確保させてくれていた。しかし、どんな…

肉・肉・肉

一世を風靡した激安焼肉食べ放題のハナマサ・カルネステーションが(参照→ http://www.hanamasa.co.jp/company/restaurant/rest-list.html)銀座店他わずかな店舗を残してすべて閉店してしまったので,ビンボー人の私は焼肉を食うことができなくなってしまっ…

Skypeで説教

チェチェンの留学生ティムールにそうめんを食べさせたくて,O氏宅に実家から送ってもらったそうめんと,めんつゆを持ってゆく。が、ティムールはなにか用事が長引いているらしく,いつまで経っても現れない。仕方がないので待っている間に,O氏のパソコンか…

ディアスポラ講演会へゆく

夕方から,気を取り直して文京シビックセンターへ。トルコからのギャルギャル留学生ゼキエ・トスンさんが講演する。(参照→ http://chechennews.org/event/old.htm)ゼキエさんは北カフカスのアバザ民族の末裔で,彼女の祖先は140年前にロシア帝国から追放さ…

完敗(その1)

W氏からの連絡で,アンドレイ・バビツキー記者がチェチェン潜入に成功し,バサエフに直接インタヴューしたことを知った。(参照→http://groups.msn.com/ChechenWatch/general.msnw?action=get_message&mview=1&ID_Message=1754)(参照→http://abcnews.go.co…

完敗(その2)

これは,もちろんのことながら,ほんものの捕虜交換などではなかった。バビツキーの身柄を受け取ったのは,チェチェン独立派ではなく,FSBに雇われたゴロツキたちだったのだ。チェチェン独立派はもちろん関与を否定し,それきりバビツキーの行方は分からなく…

一から書き直し

時間をかけて日記を書き,アップロードしようというときに,操作を誤って,書いた日記が全部消えてしまった。なにもかもいやになる。以前よくやらかした失敗だが,このところは予めパソコン上で文章を作ってしまって,それを貼り付けるだけ,という手順に改…

再生

なんとありがたいことに、ノート型コンピューターの修理代77000円がそっくり、旅行保険でまかなわれることになった。一昨日、申請書を発送したばかりなのに、もう連絡がきた。再び超ビンボーなサバイバルライフに突入して、実家から送ってもらったそうめんば…

故障中

夜、悪の加藤健二郎総裁と京都の福田まろ氏が大邸宅を急襲。みなでそうめんとかつおの刺身、おたべなどいただく。加藤さんにはちんちん切られて不能になった件について徹底的にネタにされ、いじめていただいた。ノート型コンピュータの修理には7万5千円も掛…

偽イスラム、偽人道

なんてひどい話だ。イランの18歳の少年二人が、同性愛の罪で公開処刑に処された。(参照→ http://direland.typepad.com/direland/2005/07/iran_executes_2.html)(参照→ http://www.ncr-iran.org/content/view/222/69/)図らずもSNSサイト「mixi」のコミュ…

お洗濯

最近毎日いろんな方面に呪いの念波を送り続けてすっかり心が黒くなったので、モスクへ金曜礼拝に出かけた。日本人は私の他にムスリム協会の樋口理事長しかみえなかった。イスタンブルは世界で一番信仰心に欠けたムスリムの集う場所だろうが、それでもモスク…

裏面般若

帰国後、忙しく過ごしている。クレジットカード、免許証の更新、コンピュータ、携帯電話の修理、etc・・・ところで私はどうやら「不能」になったらしい。立つものは立つのだが、皮膚が突っ張ったりいろいろ問題があって、とりあえずこんなじゃ不能なんじゃない…

呪い

今朝、イスタンブルから成田へ帰国いたしました。体勢を立て直さないことには埒が明かないようなので、次の出発までにいろいろやれることをやります。今回はグルジアに国外追放された時点で、取材はほぼ失敗といっていい状態です。とりあえず昼飯に回転寿司…

超法規(その1)

昨日の夜、イスタンブルに到着しました。グルジア秘密警察に拘束された上、実力行使で国外退去させられたのです。今回も、これまでも、私はグルジアで法に触れることは一切していませんが、あちらからは法的根拠も権利の説明も一切なく、ただ集団で拘束し、…

超法規(その2)

そこで、こちらから警察に電話しましたが、結果的にはこれはやぶ蛇でした。初めこそ友好的に近づいてきましたが、やがて、「パンキシ渓谷に立ち入るな」と恫喝してきたのです。チェチェン難民が生活するパンキシ渓谷は、4年前まではグルジアの支配権の及ばな…

超法規(その3)

彼らは、これからニュースで流れるであろうような大きな出来事を、なにかしら知っているらしいのです。この会話で私が気になったことは二つありました。チェチェンを巡っては、毎年夏の間戦闘が激しくなり、だいたい秋までに、モスクワ劇場占拠事件だとか、…

スパイごっこの続き

グルジア警察に伝えた電話番号と異なった番号を取得して、しれ〜っとパンキシ渓谷の猛者どもと連絡を取る。場合によってはいったん、隣国に偽装出国し、場合によってはしれ〜っと警察の脅しを無視して村に入る。国境で私を手配するのには、コンピューターが…

スパイごっこ

くそいまいましいことに、トビリシでグルジア秘密警察と追いかけっこをしている。こちとらとしてはロシア秘密警察とならば少々の危険があっても渡り合おうと思うが、グルジア秘密警察は取材対象でもなんでもない。さっさとやりすごしたいだけだ。6日にサル…

連絡先

しばらく、この日記の更新が滞ると思います。トルコの携帯番号は数日後に繋がらなくなります。たぶん、その後は、以下の番号で連絡がつくと思います。+995-93506541よろしくお願いいたします。

無法の国

ジャーナリスト寺澤有さんからのメールで、山岡俊介さんの自宅が放火されたことを知る。二人は武富士による盗聴事件を巡って、この悪徳企業を倒産寸前にまで追い込んだ張本人だ。日本は警察とサラ金、暴力団が癒着して、不景気に喘ぐ市民の生き血をすすって…