2002-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お岩

左目の上の瞼にものもらいができて鬱陶しい。私の美貌が台無しだ。こんなんじゃギャルにも会えない。仕方がないから原稿書こう。実は最近、雑菌に弱い。先日、一生懸命耳掃除をしていたら、耳殻を傷つけてしまったらしく、左の耳の穴全体が腫れてきた。外耳…

オーソリティ

締め切りを抱えているのに、敬虔な私はちゃんとモスクに礼拝に行った。礼拝が終わって、先輩の日本人モスレムに久し振りにお会いした。いきなりいわれた。「聞くところによるとシャミルさんは合コンの名手でいらっしゃるそうで・・・・」あああああああああ…

お知らせ:格闘技通信

格闘技通信(ベースボールマガジン社)3月23日号に日本人イスラム聖戦士ハワジのインタヴュー記事と写真が掲載されました。私は写真と取材協力で出ています。ハワジへのインタヴューはライターの方が行ったのですが、読者層を考慮してイスラムの「イ」の…

お知らせ:PLAYBOY日本版6月号

PLAYBOY日本版6月号で巻頭特集を担当します。タイトルは『アメリカに反論する!』第一部は私の戦場ルポルタージュアフガニスタン、チェチェン、パレスチナの「過激派」と寝食を共にした日本人ムスリムの手記「彼らはなぜ戦うのか?」第二部は作家辺…

私はチェチェン人が嫌いだ

ルズヴァンが怒鳴る。「おまえは2年前に改宗したばかりだ。 おまえにイスラムの何が分かる。 おれは生まれて20年以上モスレムとして生きてきたんだ。」「ふん。 もしもおまえが日本に生まれていれば、改宗することも、 ジハードに赴くこともなかっただろ…

恐るべきギャル魂

マドンナという米国の歌手は、911以後の、あの星条旗の海が溢れた状況下で、「USA!USA!」と叫ぶ数万の熱狂的なオーディエンスを前に、「いい子ね。世界を変えたいの?でもそれなら、まず自分が変わらなきゃダメよ(はぁと)」(常岡超訳)と、挑発的…

マージナルの音

元ちとせ(奄美大島)アルスー(タタールスタン・カザン)ビョーク(アイスランド)好きなアーティストは辺境出身がなぜか多い。自分が辺境出身者だからかな?

フラッシュバック

森の中の記憶は、突然、何の前触れもなく甦る。背中に冷たい風が入ってくるような感覚。闇の中にマグライトを翳して、ミリタリーナイフで具合のいい木を伐って支柱を作り、床には乾いた草を敷き詰めて、ブルーシートのテントに横たわると、冷たい空気の中に…

アタマ砂糖漬けの人たち

難民の悲惨で可哀相な写真はよく売れるし、平和を訴えるネタにうってつけだ。しかし実際には、難民は必ずしも平和を願ってはいないし、むしろ血の気が多くて戦争やる気満々だったりする。いやだなあと思うのは、軍人と市民を別人種のように考えて、市民とい…

なりちょす出撃

東長崎機関のエージェントにして新人ジャーナリスト成田慎くんが新たな取材に旅立った。今回はずいぶん鼻息が荒い。

米国は報復戦争など行っていない

911に関して、「報復しないのが真の勇気」といったのは坂本龍一さんだったか。「報復する資格はない」といったのはチョムスキーだったか。米国に勇気を求めても仕方がないが、報復する権利は確かにある。キリスト教の教義上は認められていないはずだが、国際…

テロリズムのすすめ♪

米国やロシアといった情報統制の国家に対して、破壊工作を仕掛けよう♪911はいい機会だった。米国や日本にジャーナリズムなんてものがずっと前からなかったことを露呈してくれた。米国にも日本にも、報道機関を規制できる法律はない。それでもメディアはこと…

けだかき精神の破滅

広河 隆一さんのホームページのコラムを読んで、涙が出そうになった。「独立戦争の光と影」 Posted: 3/20/2002 http://www.hiropress.net/column/index.html広河さんが、腐敗し内部抗争に明け暮れてゆくPLOに幻滅していった気持ちは私にもよく分かる。私がパ…

理解ある人たち

「イスラムは暴力主義ではない。 イスラムは女性を抑圧する宗教ではない。 イスラムは平和を志向している。 イスラムは民主的で寛容な宗教だ」イスラムに「理解のある」非モスレムはときどきそういう。それは、イスラムを非難する非モスレムに向けられること…

広河さんの憂鬱

アジアプレスの「諸君」、ジャパンプレスの「先輩」、広河隆一さんが皆さんの悪口を書いているよ。アフガン報道に思う“何をどう伝えるのか”http://www.hiropress.net/viewpoint/020127_3.html反論するか、恥を知るか、どっちかにした方がいいと思うよ。それ…

寺澤さんに会う

早大キャンパスで開かれた市民団体のイベントで日本山妙法寺の寺澤潤世上人にお会いした。2000年3月以来だから、2年振りだ。でも、私は少なくとも、寺澤さんが世界のあちこちで闘っているのをモスクワだの、イングーシだの、パンキシだの、東京だのから、い…

ビンビンビンボ〜

戦場で恐い思いをして帰ってくると、少なくともビンボ〜に対する恐怖はなくなる。私に関していうと、これは間違いない。報道記者時代よりもずっと収入が少ないにも拘わらず、なんの危機感もなくていられるのは、他のところで危機感を使い果たして帰ってくる…

パレスチナ関連?

いくつかのサイトにこの『ГЛАСНОСТЬ――シェルコの情報公開――』がパレスチナ関連サイトとして紹介されていた。パレスチナについて言及していないわけではないし、取材もしているが、どこをどう見れば、これがパレスチナ関連サイトに見えるのだろう?

抗う人々

「テロは許せないが、米国の報復攻撃にも反対だ」と主張している「平和主義者」の方々は、米国の言い分通り、「テロ」と「米軍事行動」の間に何らかの客観的な関連性があると信じているのだろうか?対立する両者双方を批判して、中立を保とうとでもいうのだ…

脳の性差

人間の性差にはいくつかのレベルがあり、染色体上の性差、肉体的特徴上の性差、そして脳の性差があるのだそうだ。これは学生時代にジェンダーをテーマにした授業で習った。脳の性差というのは面白い現象だと私は思った。(嗚呼、栄光の)少女マンガ研究会で…

知る義務

「俺たちには、知る権利ではなく、知る義務がある」と、久保田弘信さんはいった。平和出版のオフィスで、写真家の久保田さんは編集の三島さんと一緒に、アフガニスタンの写真集の編集作業をしていた。テーブルの上には小さなポジフィルムがあり、瀕死の弟を…