2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

青山大講演

青山大学の講座「平和を考える」のゲストスピーカーとして、200人ほどの学生を前に、一時間、アフガニスタンとチェチェンのお話をしてまいりました。一時間という時間は二つの紛争地の話をするには短く、駆け足の説明になってしまいました。終了後は何人も質…

かんだたみ

昨日の深夜零時近くに、自宅に帰り着きました。家では、一ヶ月前に我が家の新しい住人となった三毛猫のかんだたみ(神田たみ、あるいはカンダタ・美)が待っていました。一ヶ月前、生後5日頃の目も開いていない状態で我が家に引き取られたのです。かんだたみ…

上海

中継地の上海に到着しました。東京はもうすぐです。空港のカフェで、エビ餃子と香港風海鮮うどんを注文しました。シーフードなんて、アフガニスタンでもパキスタンでもインドでも、存在はするけど、まるきりろくなものではありません。あらためて、中国の食…

帰路

あと一時間ぐらいしたら空港へ向かいます。でも、その前に暑さで死にそうです。ぼくは本当に暑いのだめなんです。マイナス20度が最適です。一分でも早く脱出したいです。それに、取材成果の発表先が決まっていないので、こんなだら〜っとしたところに居たく…

インド世界

礼儀正しいアフガニスタンからデリーへ来ると、落差に悩みます。こちらが挨拶しても、黙ってこちらをみている人たちの中で、気まずさばかり感じます。インドでも田舎はそうではないという話ですが…93年に、やはりアフガニスタンからパキスタンへ出国して、も…

再びデリー

立ち居振る舞いから言葉遣い、礼儀、こまやかな気遣いの仕方まで徹底して騎士的なアフガン人のところからインドに来ると、本当にがっかりしてしまいます。アムリトサル駅での切符争奪戦も、夕べの夜行列車も苦行そのものでした。それでも、250ルピーのスカイ…

印度への道

朝6時台にホテルを出て、バスターミナルへ。ラホール行きのバスは午前7時半に出発しました。ラホール着が午後1時半頃。オートリキシャーで国境に着いたのが午後2時半頃。インド側国境の税関の役人はチャイまでご馳走してくれました。そこまではよかったので…

督永忠子さん

パキスタン航空は2時間遅れでイスラマバードに到着しました。あとで聞いたら、今日はパイロットのストがあったそうで、飛んだだけでもよかった。でも、着陸ヘタクソでした。どっしん、といってました。そして、イスラマバードに着くなり、日パ・ウェルフェア…

航空情報

アリアナ・アフガン航空はデリーに週3便。イスラマバードには1便です。ドバイには毎日飛んでいます。ドバイまで片道11300円ぐらい。デリーにはインディアンエアーも飛んでますし、イスラマバードよりもデリーの方がずっと便がいいと分かりました。次回以降は…

事態急変

今、カブールの空港にいます。問題なければ、これから出国です。SMAPのアイドルの人が自分を解き放って逮捕されてしまったことを、とっても憂慮しています。昨年末、クアラルンプールにいたときは、飯島愛という人が急死したというので、絶望的な気持ちにな…

挨拶回り

ジャララバードに取材の用事はなかったんですが、アジマールに相談したいことがあったので、やって来たんでした。今日は一日、アジマール一家の挨拶周りみたいなのに、付き合わされていました。アフガン人の間では、この礼儀作法とか、義理のご挨拶とか、儀…

再びジャララバード

タクシーを乗り継いで、再びジャララバードへやって来ました。日本大使館の野田さんからは、「陸路移動は避けてください」と、いわれていました。ぼくはどうしようか考えながら、アジマールの言う通り、タクシーターミナルで彼に電話をかけて、その電話をド…

ヘズビ・イスラミ

今日は対ソ連聖戦時代からのアフガニスタン最大政党・ヘズビ・イスラミ(イスラム党)の代表アルガンディワル氏にインタヴューしてきました。これって、ちょっと微妙です。というのは、ヘズビ・イスラミの創設時からの指導者といえばグルブッディン・ヘクマ…

横田さん

今日は日本大使館へ行って、アフガン人が日本のビザを取るのに必要な手続きなどをお聞きするついでに、領事にご挨拶して来ました。領事の野田さんはたいへん気さくな方で、安全に関わる現在のアフガニスタンの状況を詳しく説明してくださいました。もう一つ…

違法認識

これほど危険な環境で、これほどガンガン取材しているのはずいぶん久しぶりな気がします。昨日、アンサリさんのお家で、テレビを観ていたら、パシュトゥンの歌と踊りが流れていました。「アンサリさんも音楽はハラーム(イスラム法に於ける違法)だと思う?…

ムタワキル師

東部ナングラハル州の地震では25人が死亡。70人が負傷したそうです。ようやくこちらでも詳細なニュースが流れるようになりました。今朝、タリバンの元外務大臣ムタワキル師に会って、インタヴューしてきました。びっくりしたのは、師の自宅がいかにも貧しそ…

サカサマ

パキスタンの政府系機関が金で殺し屋を雇って日本人青年を計画的に殺害し、「世界の敵」タリバンのせいにしようとしたという、具体的な証拠が示されているときに、日本政府はパキスタン政府に莫大なお金を差し上げちゃうんだそうだ。おフランスはなぜか、日…

地震は東部

今朝の地震は東部ナングラハル州が震源地だったようで、少なくとも22人死亡とCNNが伝えています。マグニチュード5.5とか。アジマールや中村哲先生のいるジャララバードの比較的近くです。まあ、アジマールんとこは大丈夫だと思うけど。カブールの人たちは知…

カブールで地震

午前4時、朝の礼拝のために起きたところで、ホテルの部屋で揺れを感じました。日本と違って、ここでは耐震構造などというものはなく、緊張が走りましたが、日本でいう震度2か3程度で、揺れはまもなく収まりました。ホテルの客が何人か、外に走り出して行きま…

ザイーフ師

朝から、ザイーフ師の自宅で、およそ1時間、単独会見してまいりました。たくさん、たくさん、お話ししてくださいました。すばらしい英語でした。いろんなことで、頭がいっぱい。まとまらない。

通訳問題

アジマールは体調壊してジャララバードで寝込んでいるし、アンサリさんは大事な会見があるし、明日はぼくの大事な取材があるというのに、通訳してくれる人がいません。心の底からダリ語勉強しなきゃと思いました。夜までかかって、アンサリさんの後輩を紹介…

のび太

今日はカブールは未明から雨です。取材費を抑えるために、引っ越しを敢行しました。市の中心部シャーリナウ地区のSalsal Guest Houseが外国人を受け入れることが分かったのです。ここなら一泊16ドルとスピンザルホテルの半額です。しかも、「さるさる宿屋」…

費用

おいしいものを食べまくっているけど、一日の食費が480円ぐらい。二年前の新法で外国人は高いホテルにしか泊まれなくなったので、一泊3200円払っている。合わせて3680円/日ぐらいの滞在費がかかっています。インド、パキスタンより宿泊費で高くついてしまう…

よい時代、よくない時代

アジマールはナングラハル州カマ地区ハシ村の出身で、ハシ村に自宅があります。また、ナングラハルの州都ジャララバードにも家があります。ジャララバードの家には電気はありますが、水道はなく、ハシ村の家には電気も水道もありません。一方、彼が移住した…

味の楽園

夕べの晩ご飯はマントウ(つまり日本の饅頭の語源)でした。アジマールがジャララバードに帰ってから、一人でこちらのレストランに入って食事する機会ができていますが、毎食が楽しみでしょうがありません。ピラフの語源のニンジン、羊肉入りのパラオ、大蒜…

刑務所の日

簡単にいうと、今日の取材は失敗でした。ある人物をたずねて、刑務所を訪れたのですが、本人が刑務所に服役していなかったのです。おそらく、バグラム基地に拘束されているのだろうという、刑務所指令官の言葉でした。おかげで、今日は一日刑務所にいました…

カブールライフ

ザイーフたんのインタヴューは来週になってしまいそうです。元外務大臣のムタワキルたんの方は、今国外に出ているそうで、来週中ごろ帰って来るらしいです。アフガニスタンなので、いろんなことは時間がかかります。明日はある重要人物のインタヴューを試み…

お風呂

今、一週間振りで熱いシャワーを浴びることができました。カブールのアジマールの友人宅です。一方、アジマールが病気になってしまいました。歯が痛んでいたのですが、おそらくそこから来た熱と、なぜか腹痛まで。歯のせいでものも食べられず、体力がつけら…

ザイーフたんに会った!

タリバンの元パキスタン大使で、2001年頃、毎日のように日本のお茶の間に登場し、多くのファンを作ったアブドゥルサラーム・ザイーフ師に会ってきました!感動的でした。グアンタナモで3年間も拷問に耐え抜き、今は一般市民としてカブールの自宅で家族と暮ら…

カブールへ

今日は昼頃からペシャワール会の伊藤さんが殺害された事件現場を案内してもらいました。伊藤さんたちが掘った井戸で村の人たちが生活し、伊藤さんたちが引いた運河で村の人たちが農業を営んでいました。伊藤さんたちの活動がなければ、とっくに土地を捨てて…