2001-01-01から1年間の記事一覧

Coming home

I have come back to Tbilisi just now.Everything is OK!I'll explain my covering later.Thank you very much.See you soon!000

再びパンキシへ

VISAの延長。出版社との連絡。チェチェン代表部との話し合い。できることはやったような気がするけど、もっと何とかならなかったか。帰国便の切符を放棄したのは、本当に間違っていなかったか?午後2時のマルシルートカ(乗合タクシー)でパンキシへ戻る。…

ジャマアト

太っちょでおどけもののアプティ、42歳の老兵シャムスディン、戦闘で左目だけ先に天国へ送ったアブドルサラム、小柄だが力持ちのスナイパー・マスウド、同じくスナイパーのラマザン、19歳のイサ、アゼリー人サナン、長身のルズヴァン・・・・15人ほど…

取材許可

サラムは食卓でいった。「ハムザートはおまえの取材を全面的に認めた。どこへゆくも、何をするも、自由だ」「じゃ、私はチェチェンへゆきたい」と、私は答えた。アゼリー人の戦士サナンは、私に戦闘帽をくれた。赤い地に白い糸で「アッラーの他に神はなく、…

シャムスディン

42歳のシャムスディンは8年間、シャミル・バサエフと共に戦った。ダゲスタン蜂起にも参加した。幼い娘が一人いる。今はイングーシェチアのカラブリにいるはずだ。もう2年、顔を見ていない。消息を知りたがっている。私にスレプツォーフスカヤの友人を通…

尋問

昼過ぎに起きて、外務省領事部へVISAの受け取りに行こうとしたら、シラゼおばあさんに呼び止められた。「パンキシへいったなんて、誰にも言ってはいけないよ。昨日、警察だとかいって、電話が掛かってきたんだよ。『そこにジャーナリストはいるか?パンキシ…

パンキシへ

チェチェン代表部からアルダモフ代表とともに車に乗り、パンキシへ。グルジア軍の検問ではノーチェックだった。アルダモフに伴われてシューラ(長老会議)に参加した。ご馳走になる。「食え食え。こんなのは月に一度しかないぞ」確かに、こういうときはチェ…

生きてた

去年ドゥイシで1ヶ月ほど世話になったムスリムがワッハの家にやってきた。友達の消息をいろいろ聞けた。スルホーは今もバクーで療養中だし、サイドハサンは帰ってこない。シャミルは近所に元気で住んでいる。チェチェンへ向かったムハンマドがまだ生きてい…

漬け麺ナイト

またジローさんの家に泊めていただいた。夕べはスパゲティの麺を使った漬け麺をご馳走していただいた。夜遅くまで、ドストエフスキーからギャルのおしりにいたるまでいろんな話題を話し合った。さっき、ジローさんは所用で出掛けてしまい、3〜4日帰らない…

予定変更

グルジアのVISAを延長する。8月中旬まで滞在可能となる。月曜受け取りだ。帰国便の切符は期限切れとなるので放棄せざるを得ない。今回私は、もはやチェチェン人は組織的な抵抗をできなくなっており、第二次チェチェン戦争はロシア軍の軍事的勝利で事実上の…

好意

シラゼおばあさんは孫娘ナティアの2歳の誕生パーティに私を招待してくれた。食べきれないほどのご馳走、とりわけシラゼの作るロールキャベツのうまかったことといったら!巨大なチェリー・ケーキも美味しかった。私は一泊4ドルの素泊まり料金しか払ってい…

パンキシに異変

パンキシ渓谷から一旦トビリシへ戻ってきた。現地でいくつかの異変が起きている。出版社に連絡して相談してみよう。VISAを延長してもう少し滞在したい。しかしその場合、アフリカ写真展に立ち会えなくなってしまう。

沈没ジローさん

シラゼ家に泊まっている日本人女性ツーリスト二人がメスティアについて知りたいというので、一番詳しいジローさんに引き合わせた。マルジャニシヴィリ通りのスタローヴァヤで会食。例によって、ジローさんはワインに酔っ払って、女性たちにセクハラ発言をか…

ジローさん

ようやくジローさんと再会できた。夕べから朝までジローさんの新しい家で話し込んだ。ジローさんは特製牛肉スープ「ハルチョ」を作ってご馳走してくれた。これからチェチェン政府代表部を訪ねる。ジローさんによると、私が去年ずっと暮らしていたチェチェン…

Tbilisi

40 jikan no bus tabi no tsukare de yuube ha gussuri nemutta.Chechen jin no yuujin taku wo tazunata tokoro Mokuyou-bi made kaette konai to no koto.Wataneba yujiro san tomo ren raku ga torenai.Maitta.

トビリシへ

ひげもじゃ、髪の毛伸び放題の日本人バックパッカーが「きみの部屋に泊めてくれないの〜?」と猫なで声を出しながら、エリフの肩に馴れ馴れしく手を触れた。エリフは英語で「触るな!」と言った。この男をジハード(天誅)の名の下に殺そうかとしばし迷う。…

イスタンブル

イスタンブルに到着。到着前にちょっとしたルートから興味深い情報を入手した。グルジアに着いたら、この情報の確認を急ぐことにする。この情報の提供者はさまざまな分析から、チェチェン戦争はあと3〜4年でロシア軍の撤退によって終結するとみている。そ…

十年振りのファースト・インプレッション

クアラルンプルに到着。91年の夏以来だから、10年振りだ。一見して、とても豊かになっている。空港も、駅も新しいものが出来ている。新たな市内交通が色々出現している。通りを行く車が国産プロトンでなく、外車になっている。まだ一人も物乞いを見ていない…

お礼とご挨拶

マケドニアで取材中の成田くんから連日メールが入る。苦労しているらしい。これからチェチェンを目指そうというときに、スーダンでも内戦が激化したというニュースが入る。スーダンへ行きたくなる。が、次回だ。チェチェン取材に行ってまいります。いつもこ…

ポプコフさんが死んだ

去年2月、寺澤上人とともに来日したロシアの人権活動家ビクトル・ポプコフさんが死んだ。55歳だった。4月18日にチェチェン内の村で狙撃され、重体となっていた。亡くなったのは一週間も前の6月2日だそうだ。まったく知らなかった。チェチェンの村々に医薬品…

偏狭な心

池袋のカフェで英字新聞ヘラルド・トリビューンのインタヴューを受けた。来週にも掲載されるそうだ。既に菊地修さん、加藤健二郎さんもインタヴューを受けた。私は亀山亮さんを担当のルイス記者に紹介した。私のあと、夕方にインタヴューしたはずだ。「日本…

亮さんとデート♪

写真家亀山亮さんと新宿でデートした。亀山さんは今月下旬に三度パレスチナへ向かう。その後、アンゴラ、アフガニスタンを取材する予定だそうだ。当分帰ってくる気はないらしい。パレスチナで左目の光を奪われ、視力が落ちたので、オートフォーカスのカメラ…

シャル美のプロフィール

知的なギャルが好きアフガニスタンの男は美しいつき合っても楽しいドストエフスキーが好きニーチェも好きマルコムXも、ジャマル・アフガニーも好きムアンマル・アル・カダフィ萌え〜〜!アンドレイ・バビツキーかっこ良すぎ!手塚治虫も好き最近気になるのは…

チェチェンへ

11日からチェチェン取材に出発する。もっとも、情勢が情勢なので、チェチェン領には入れないかもしれない。状況を把握して、入りにくいと分かったら、すぐに帰国するつもりだ。今回は航空券もマレーシア航空の1ヶ月オープンだし、絶対に長居はしないと心に決…

聖戦ごっこ(その1)

パレスチナに戦争はないし、パレスチナで起こっていることの全ては、ヤラセ、お祭り、或いは冗談である――といったとしたら、ブーイングの嵐に見舞われるであろう。でも、事実だから仕方がない。予定調和で行われる真剣勝負なんてあり得ない。予定通りの出来…

聖戦ごっこ(その2)

もっとも、このようにお互いが本当のところでは冷静なまま暴力ごっこを続けているお陰で、第二次インティファーダの犠牲者はわずか450人に留まっている。全体としての死亡者数を減らすために、本気の対決を避けて、それでいてパレスチナ側にとってはイスラエ…

遠きアフリカ

来月のアフリカ写真展には私は海外取材中で出席できない。写真だけ預けてゆくことになりそうだ。夜、加藤健二郎さん、今岡昌子さん、下村靖樹さん、時事通信花里記者、そしてついでに与柴犬でガストに集合し、打ち合わせをした。朝日新聞大崎記者も来るはず…

忙しい日

預言者ムハンマドの誕生日だ。東京ジャーミィはモスレムと見学者で溢れかえっていた。その中で夕刊フジ女性記者のインタヴューを受けた。夕方、エルサレム組の大学院生愛砂さん、テレ朝カメラマン伊従くんと会い、千駄木のお寺の境内で水族館劇場の芝居を観…

久野くん帰国

99年9月に東長崎を訪れ、アフリカへ旅立っていった新人ジャーナリスト久野武志くんが帰国し、1年9ヶ月振りに顔を見せてくれた。成田慎、村上和巳、与柴犬といった東長崎機関メンバーが彼を迎えた。ルワンダ、エチオピア、ソマリランド、シェラレオネ、リベリ…

またまた仏像くん

日テレ「今日の出来事」でアフガニスタンの仏教遺跡破壊を特集している。例によって、タリバンのコーディネートでバーミヤンを訪れ、跡形もなくなった大仏の残骸を写している。仏像が破壊されたというばかりで、それに至るまでの経緯はいっさい説明しなかっ…