イスタンブル

イスタンブルに到着。
到着前にちょっとしたルートから興味深い情報を入手した。
グルジアに着いたら、この情報の確認を急ぐことにする。
この情報の提供者はさまざまな分析から、チェチェン戦争はあと3〜4年で
ロシア軍の撤退によって終結するとみている。
それが実現するならこれほどすばらしいことはない。
彼と情報交換をした後、私はなんだか嬉しくなってしまって、
バックパックを背負っているのに体が宙に浮くようだった。

カメラのフラッシュが出ない問題で、シルケジ駅近くの
キャノンのサービスショップを訪ねた所、
本体とフラッシュの接合部品の不良をたちまち見つけ出し、
修理してくれた。
以前この近くのコンタックスの店で、コンタックスもたちまち修理してくれた。
日本で修理すると2週間ぐらい掛かるのではないか?
グルジアのビザは問題なく取れた。

コンヤ・ペンションに戻って洗濯物を干していると、
窓からエリフが顔を覗かせて、声を挙げた。
半年ぶりだ。
変わってなかった。
喜んでくれてよかった。
クアラルンプルで買ったマレー民族人形のお土産も渡した。
伊従くんに託された坂本龍一のアルバムも渡した。
やることは済んでしまったような気がする。
エリフは夏に来日したがっているが、
ホテルの仕事が忙しくないことが条件だという。
そんなこと、いつまでたってもあるわけない。
明日は、トビリシ行きの切符を買いにゆこう。
海峡の街イスタンブルには、いつも強い風が吹いている。