2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

宅式

昨日から今日にかけて週刊文春から高遠菜穂子さんに関して繰り返し問い合わせを受ける。私は彼女個人にまったく関心がないと繰り返しているのだが、文春という会社は高遠さんをよほど愛しているらしい。同時に、週刊文春、というよりK記者がどういう思い込み…

週刊現代/PLAYBOY日本版

週刊現代8月2日発売号(講談社)で、私が極秘裏に設定した高遠菜穂子さん、今井紀明くんと、イラク・イスラム法学者協会幹部のアブドゥッサラーム・クバイシ師の再会をめぐる独占記事が掲載されます。個人的には、元人質邦人を誹謗するのも褒め称えるのも、…

クバイシ先生に逢いに行く

高遠さんと今井くんをダシにして、イラク・イスラム法学者協会のアブドゥッサラーム・クバイシ師に逢いにいってきた。クバイシ師をイマームに、一緒に礼拝した。この上ない幸せだ。コタイバさんは、クバイシ師が私のムスリムらしい姿を見て、喜んでいたと話…

親米な私

いつまで経っても、私が親米だということを信じてくれない友人がいる。これを見てもらえば説明になるだろうか?(参照→ http://m-playboy.shueisha.co.jp/)「ブッシュ政権の戦争狂たち」と題したこの総力特集に、私は身震いまでしてくる。日本で「小泉政権…

なんとかなるか

午後1時、バイクでS社へ、ロンドン取材分に関して打ち合わせ。午後5時、御茶ノ水の山の上ホテルのロビーでNHKクローズアップ現代のスタッフと打ち合わせ。いずれも意義の大きい話し合いができた気がする。午後7時頃、ありーさから電話。バイクで江古田へ。イ…

香港

来るときは夜だったので、初めて自分の目で香港を見た。飛行機の窓から見下ろす香港に、私は吃驚してしまった。なにしろ、地上にあるものすべてが縦になっていて、重力の法則に抵抗し続けているのだ。横倒しで据えられているのは巨大な橋ばかりだった。ロン…

ヒースロー

午前9時にチェックアウト。そのままキングズクロスからヒースローへ。名税店で考えあぐんだ挙句、※※に妖精の人形と鏡を買った。18ポンド。そうだ。英国はケルトの伝説の残る妖精の国でもある。ポンドの現金は105ポンド余った。500ポンド持っていたから400ポ…

帰国準備

昨日、キングズクロス側の店で買ったパック詰めのローストビーフ切り落としは悪くなかった。ウェルダンの焼き方で、味が隅々までよく染みていた。正午までに食べてしまった。イラク・シーア派のサドル師の代理人は、日本軍のイラク駐留を歓迎すると語ったそ…

異変のそら(その1)

シャワーを浴びて、洗濯を済まして、午後2時にサイバーカフェへ。このサイバーカフェには、一台としてまともなコンピュータがない。ある台はマウスのボールが床を転がるのを、拾ってはセットしなおす。ある台はモニターが気持ちの悪い緑色だ。ある台はメニュ…

異変のそら(その2)

横浜ではこの暑い真昼間に、大きな雹が降ったそうだ。明らかに異常気象だという気がする。※※は近所のサティでレディボーデンを買ってきたが、冷蔵庫の製氷室に入りきれなかったので、一気に食べてしまった。これでまたおなかを壊すに違いない。二つの視点に…

異変のそら(その3)

つまり、隠された真のテーマは人権ではなく、政治だ。なんのことはない。パレスチナやイラクは、政治の世界での反米と親米の格闘ショーのリングなのだ。本当に人権を守るために活動している人たちというのは、イラクやパレスチナにもいるはいるが、大騒ぎを…

ホームパーティ

午前10時過ぎにサイバーカフェへいったら、閉まっていた。なんと週休二日なのかと落胆したが、シャッターの張り紙をよく読んだら、「本日、正午より営業」とあった。キングズクロスの先の聖パンクラスまでぶらぶら歩いて、ディンウィディに帰ってきた。それ…

中華デート

モスクに行きたかったけど、場所が分からなかったので仕方がない。リージェントストリートにそびえていると、ありーさがあとで教えてくれた。ギャルギャルAちゃんが正午前に電話をくれた。午後1時にラッセルスクエアで待ち合わせする。彼女はMさんという27か…

逢えない

※※とメッセンジャーが繋がった。心の中のなにかの塊のようなものがみるみる溶けてゆく。私がイラクで無意味にぐずぐずしている間に、ハムザートは死んでしまった。彼の生きざまを私は見届けることができなかった。ビスラン・バムーツキも、アスランベックも…

雨の倫敦(その1)

午後3時半頃にはロンドンは雨模様だった。午後4時よりも少し早く、シャミルはキングズクロスで待っていた。地下鉄の※※ラインで※※まで。そこから更にバスに乗って、高台の住宅地へ。そこにリトビネンコ邸はあった。ザカエフ邸も近くらしい。リトビネンコはラ…

雨の倫敦(その2)

独りでいると、悲しいことしか考えられない。なにもかも、最悪の可能性ばかりに考えが及んでゆく。苦しくて、苦しくて仕方がない。ザラ・イマエワは、「現在表舞台に立っている人物でチェチェン国民を率いられる人間はいない」といった。「誰もがこの戦争犯…

邂逅

午後3時半にハイドパーク内のデューク・ウェリントン像前でシャミルと待ち合わせ。午後4時過ぎ、ヒルトンホテル地階のカフェでアフメド・ザカエフ氏とアレクサンドル・リトビネンコ氏に逢った。リトビネンコは誰かにている。そう、ビートルズのポール・マッ…

シャミル・ザカエフ

4年振りのシャミル・ザカエフは、少しも変わっていなかった。相変わらずスマートで、ハンサムで、静かないい男だった。99年に私たちをグロズヌィへ連れて行ってくれたオマルは死んだのだそうだ。2002年に、ウクライナで車を運転中、立ち木に衝突したのだとい…

道程

バスだとか、列車だとか、飛行機だとか、乗り物に乗って長い距離を旅行するのは苦にならないが、一方でとてもいやだ。私はこういうとき、道中いつも悲しいことばかり思い出して止まらなくなってしまう。

水戸講演

午前9時半東京駅発のバスで水戸へ。午後1時半より、「憲法ネットいばらき」主催の「常岡浩介によるイラク報告」。参加は百数十人。「今もイラクの将来を楽観している」といったことに賛否含め反響が大きかった。前半でイラクの話をして、後半でそれよりも重…

マスコミ市民7月号

7月15日発売のマスコミ市民7月号・巻頭に(参照→ http://homepage3.nifty.com/masukomi-shimin/)シンポジウム「イラク報道を考える」イラク報道から見えるメディアの問題点原田浩司/常岡浩介/綿井健陽/安田純平/田島泰彦が、掲載されています。よろしく…

西向くサムライの討論会のお知らせ

「西向くサムライの会」に参加した加藤健二郎と私を含む何人かのパネラーの討論形式のショー(?)が開かれます。日程は7月29日(木)午後6時半より〜会費は、一人500円。(会場費と茶菓子代)会場はキャリアコンサルティング協会という協業組合の会議室です…

水戸講演のお知らせ

7月19日(月)海の日13:30〜 憲法学習会◆常岡浩介によるイラク報告◆茨城大学教授田村武夫による改憲問題をめぐる情勢15:00〜 憲法を守り生かす茨城ネットワーク 第3回 総会 於 茨城大学 学生会館 当日 資料代 ¥500JR水戸駅北口バスターミ…

核戦争の危機

米露が小型核兵器の開発を進めている。なんのためか?使うためだ。冷戦期の核兵器は実態としては実戦使用ができない、「存在することに意味がある」兵器だったが、その意味付けをあえて、この二大国は変えてしまおうとしている。人類はかつて直面したことの…

メディア雑感再び

どうしたわけか、一番リベラルだと思われていた共同通信がこのところ一気にファッショ化。対イスラムの知識と経験の不足で恐慌に陥っているらしい。一方、東京新聞がごりごりと実力を見せ付けつつある。ロシア関連では毎日新聞と産経新聞だけが身の危険をも顧み…

ウサギ

寂しいと死んじゃうウサギの気持ちがよく分かる。

国際協力7月号

今日発売のJICAの機関誌「国際協力」7月号にイラクの記事を2ページ書いています。(参照→ http://www.jica.go.jp/jicapark/kokusai/)よろしくお願いいたします。

水準の差

核戦争後の世界を描いた米国のTV映画“The Day After”は(参照→ http://www.imdb.com/title/tt0085404/)当時の冷戦下米国市民にとっては衝撃だったらしいが、ナガサキの子だった私にはあまりにくだらなかった。逆に私は、こんなものに驚いている米国人の意識…

外交

北朝鮮の拉致問題はもう解決したということになったらしい。確か、まだまだ未解決の行方不明者がいたはずだが、北朝鮮側は「日朝両国の間で解決済み」といい、我らが小泉くんは「2年以内に国交正常化」と話している。(参照→ http://www.yomiuri.co.jp/polit…