帰国準備

昨日、キングズクロス側の店で買ったパック詰めのローストビーフ
切り落としは悪くなかった。
ウェルダンの焼き方で、味が隅々までよく染みていた。
正午までに食べてしまった。

イラクシーア派のサドル師の代理人は、日本軍のイラク駐留を歓迎すると
語ったそうだ。
京都に来るというスンニー派法学者協会のクバイシ師はどういうだろうか?
一方、サマワの知事は「自衛隊はなにをしているのか?」と活動実体のなさ
を非難したそうだ。
日本が軍隊を送ったことは、送った手続きにおいて少なくとも、イラク市民
の意思を無視していた。
後付けででもイラクの市民を代表できる団体が、自衛隊を受け入れる
ならば、ある程度正当性はつけられるだろう。
その主体が傀儡政権ではダメだ。

イラク人というのはやはり、考えられないほど冷静で聡明だ。
反米レジスタンスの激しい抵抗は、イラクに利権を狙う大国を
震え上がらせるのに成功した。
問題は、アフガニスタンチェチェンの諸勢力のように、
内戦を起こしていないことだ。
3月1日のバグダッド、カルバラのシーア派聖地を狙った爆破事件は、
内戦に持ち込むことを狙った勢力によるものだろうが、あの時民衆は
スンニー派を非難するでもアルカイダを非難するでもなく、
占領軍を非難した。
そして、この事件はCIAとモサドの工作だと訴えた。
これは、彼ら自身にとって非常に効果的だった。
米国があれほど愚かな占領統治政策を採っていながら、
イラク側はこれを逆手に取りはしても決して自滅に向かおうとしていない。

※※は結局、アイスクリームの無茶食いをした翌朝、
おなかを壊したそうだ。
最近、食欲旺盛らしく、もりもり食べている。

夕方から夜にかけて仮眠を取って、その後は帰国後送るメールなどを
作りながら一晩中起きていた。
機内で眠れるようにした方が時差ぼけを予防できる。

チェチェンに関わっているNGOといえば、アムネスティ
インターナショナル、国境なき医師団、メデュサン・ドゥ・モンド…
いずれも私にはパイプがあるはずなのだが。