インド世界

礼儀正しいアフガニスタンからデリーへ来ると、落差に悩みます。こちらが挨拶しても、黙ってこちらをみている人たちの中で、気まずさばかり感じます。インドでも田舎はそうではないという話ですが…
93年に、やはりアフガニスタンからパキスタンへ出国して、ものの一週間で耐えられなくなって、クウェッタでアフガン大使館に駆け込んで、再入国させて欲しいと書記官にお願いしたことを思い出しました。
あのときも、パキスタン側の雰囲気が自分に合わず、逃げ出したくなったのでした。
礼儀正しいのに誇り高いというアフガニスタンの民族性と、挨拶などをする習慣がないのに態度が卑屈っぽいというデリー人の雰囲気はちょうど正反対かも知れません。
アジアでもタイやベトナムの人たちは礼儀正しくて、こちらに常に笑顔を向けてくれたことを思い出しました。一方、中国やナイジェリアでは店に入っても、無言の一瞥があるだけでした。デリーと同じです。せめてデリー人が、路上で何かの呼び込みで話し掛けて来る時も同じ態度なら、納得行きますが、それはまた正反対ですから。
インド好きな人には申し訳ないが、やはりインド世界は自分には合わないみたいです。
夕食はインチキ中華のゴールデンカフェで謎な羊肉料理を食べました。なんか、病気になる予感がしています。きっと羊インフルエンザ。