ムタワキル師

東部ナングラハル州の地震では25人が死亡。70人が負傷したそうです。ようやくこちらでも詳細なニュースが流れるようになりました。
今朝、タリバンの元外務大臣ムタワキル師に会って、インタヴューしてきました。
びっくりしたのは、師の自宅がいかにも貧しそうだったことです。タリバン時代にもその前にも、多少の資産も作らなかったのか。
それで、もっとびっくりしたのは、金よりも理想を追い求める人がしばしばそうであるように、強烈な自己主張とか、感情のほとばしりとか、師の話し振りからそんなものがさっぱり感じられなかったことです。強い言葉で米国を非難することもなく、ぼくもイスラム教徒だというのに、イスラム的な修辞を全く使わず、どんな異教徒でも理解できそうな表現と平易な理論で淡々と語っていました。さすがは外務大臣というわけでしょうか。日本の歴代外務大臣より頭よさそうだと思いました。
今回のザイーフたん、ムタワキルたん、そして、これから話を聞く予定の人たちの話した内容は、今のところ週刊朝日で発表できないかなあ、ということで、編集部にお願いのメールを出しまくっています。
テレビ、ラジオはまったく未定です。