サバウーン 2

(下に続きます)
ヘクマティヤルはクンドゥズ州イマーム・サヒーブの出身で、アルチ出身の
サバウーンの隣村の出でもあり、二人は親しかったそうです。
しかし、97年にヘクマティヤルがタリバンとの戦闘を断念し、イランに亡命
したことから、サバウーンと、その有力司令官ラティフの路線に変化が生じ
ます。
ヒズビ・イスラミの大半の勢力はタリバンに吸収されたり、武装解除して
しまった中で、サバウーンとラティフは北部に留まってタリバンとの対決を
選び、その中で宿敵であったマスードイスラム協会と同盟を結んだのです。

ラティフの獄中で、ぼくはラティフの過去についてだけ、兵士たちや住民から
聞き取って情報収集を試みていました。しかし、サバウーンとラティフの
過去は相当部分、重なっていたようです。

明日以降、もう少し、情報を集めて、分かり次第、続きを書きます。