脳の性差

人間の性差にはいくつかのレベルがあり、
染色体上の性差、肉体的特徴上の性差、そして脳の性差があるのだそうだ。
これは学生時代にジェンダーをテーマにした授業で習った。
脳の性差というのは面白い現象だと私は思った。
(嗚呼、栄光の)少女マンガ研究会で観察していると顕著なのだが、
女性の描く絵と男性の描く絵は明らかに違う。
それでいて、男性でも男性的な絵を描く人と、
少女マンガと見まごうばかりの絵を描く人がいたり、
逆に少年マンガみたいな絵を描く女性がいたりもする。
ああ、つまりこれが脳の性差のなせる技なのかと思ったりした。
私がなんちゃってバイセクシュアルを名乗り、
勝手にバイセクシュアルに憧れているのは、
この脳の性差による能力の違いに魅せられてしまうからだ。

私のホームページのLINKSページでは、
mionさんの「妖精現実フェアリアル」と、
電脳人形Ellisさんの「Ellis in Wonderland」を紹介しているが、
私は実は最近までお二人のリアル世界での性別を知らなかった。
(Ellisさんが写真を公開しているにも拘わらず、
私は「筆者は別人に違いない」などと勝手に考えていた。ごめんなさい)
ちなみに、近くリンクさせていただく予定の
「MANGAMEGAMONDO」のapoさんも、ご本人がカムアウトするまで
ギャルでいらっしゃるとは気づかなかった。

インターネットは匿名性を確保しやすいメディアであるため、
ディスプレイ上に表現される情報からは、
染色体、肉体的特徴上の性差を削ぎ落とすことが可能になる。
そして、脳の性差だけを浮き彫りにできる。
上記の皆さんは、つまり私がその脳に萌え萌えになるタイプだ。

どのような脳の性的ステータスを持つ人が、
このような知的能力を発揮することができるのか、
単純な男の脳を持ってしまった自分には所詮、
そんな能力は獲得できないと分かっているにも拘わらず、
思わずすみからすみまで読み込んでしまう。