2004-12-25から1日間の記事一覧

作文の問題

IBMのThinkPadシリーズにはMicrosoft WordもExelも入っていないが、代わりにワードパッドというソフトがデフォルトで入っていて、これで文書を作成できる。 ところが、ロシア秘密警察FSBに物理フォーマットされた私のThinkPad X30にIBMでWindousXPを再インス…

1月・講演とイベントのお知らせ

2005年1月12日(水)に東京大学先端科学技術研究センターのジャーナリスト養成コースで「宗教とジャーナリズム」をテーマに講義する件についてはお知らせ済みですが、その他の中旬、下旬の予定が決まりましたので、お知らせいたします。2005年1月21日(金)…

停滞

ホテル・ウユト二泊目。お湯は出るし、モテルと違ってプリスティトュートカはいないし、250ルーブリと割安だし、断然気に入った。明日は街は動き出すだろうか。 昨日閉まっていたカフェが今日一軒だけ開いていた。特大羊肉のジジ・ガルナシに舌鼓を打つ。しか…

祝日(その1)

4人もムラートも、今日はグロズヌィに行く。私は近くのホテル・ウユトに案内してもらった。ウユトはアフトセルヴィス二階のモテルよりずっと豪華だが、一泊あたり100ルーブリ安い。モテルはかみさんが50ルーブリ借りに来たから結局、ウユトよりも150ルーブリ…

祝日(その2)

ベスランの事件は、チェチェンの抵抗運動にほとんど取り返しのつかない打撃を与えた。チェチェン独立派がこれに関わったとバサエフが発表したことは、それにマスハドフ政府が関わっていなかったとしても、チェチェン独立派全体の性格について、世界中に深い…

ロゴヴァス・キャンプ

ドアを叩かれて、起こされると、11時前だった。宿のおかみは「チェックアウトは10時だよ。もう、1時間過ぎてるよ」と急かす。昨日の50ルーブリを返すつもりはもちろんない。荷物を纏めて、宿をあとにした。 バザールは完全な無人で、なるほど今日はイードな…

プリ・プラズニク(その1)

朝7時半に、安宿パリョートのおかみさんはドアを叩いてくれた。釣銭50ルーブリ分のサービスだと思おう。8時に、タクシーに150ルーブル支払って、共和国国境の検問所へ。タクシストは無線で「サラーム・アレイコム」と同僚と挨拶している。彼はタジク人で、私…

プリ・プラズニク(その2)

イングーシ側の国境からナズラニまでは300ルーブリ払った。少し高いことは分かっている。しかし、その分、宿探しに付き合ってもらおう。ホテル・アッサはナズラニ一の高級ホテルで、一泊550ルーブリから600ルーブリ。高級ホテルとしては安いが、私には高い。…

プリ・プラズニク(その3)

日没とともに、街中に銃声が響き渡った。単発銃もあれば、カラシニコフをフルオートで連射するものもある。爆竹もあって、なにがなんの音やら分からない。これは祝砲だ。ラマザン月が終わった。ウラザー・バイラムだ。 華やかだが汚れた衣装を着た物乞いが、…

プリ・プラズニク(その4)

ロシアにとっても、今一方的にチェチェンに去られることは、連邦の崩壊に繋がりかねない。ロシアは強固で難攻不落の強権国家に見えるが、ロシア指導部自身はそんな自信を持ってはいない。強大なソ連邦が一夜にして消滅したように、同じ構造を持つ連邦国家ロ…

死せる子(その1)

午後4時、徒歩で教職員委員会へ。代表のエレナ・カスモワさんは若くてギャルギャルだった。「人質たちはみんな見ています。彼らはナマーズ(礼拝)なんかしなかったし、粗暴な言動を繰り返していた。人質の見ている前で麻薬をやっていた」 72歳の婦人が訪れ…

死せる子(その2)

店の女主人と話をした。彼女らも、イングーシにはテロリストがいるといっている。チェチェン独立派なら、独立闘争をしているのだろうが、国民投票でロシア残留を選んだイングーシ人が、武器を取ってまで何を求めているのか?女主人はいった。「オセチアから…

ベスランへ(その1)

ワシーリーのクワルチーラを出て、メトロとマルシルートカでドモジェドヴォ空港へ。搭乗までも、2時間ほどの機内でも、ウラジカフカス空港への着陸後も、まったく問題なし。空港でタクシストのダトーと交渉して、900ルーブリで墓地と学校とベスランの安宿を…

ベスランへ(その2)

「調べの結果、被疑者日本人は北カフカス合同軍参謀本部広報官シュヴァルキン大佐から国際テロ組織の一員として手配された外国人傭兵と判明。即身柄を拘束してモズドクの本部へ押送」などと、嫌な想像をしているうちに眠ってしまった。今朝早かったので。 再…