真実の大本営発表(その1)

衝撃を受けた。
あの人が、こんな言葉を口にしている。

「戦争は大本営発表だけが真実ではない」

今年4月12日の毎日新聞朝刊に掲載された専門編集委員の言葉だ。
<http://www.mainichi.co.jp/news/article/200304/12m/014.html >

この人は、2001年12月8日付けの記事では私を犯罪者と喝破された。
<http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200112/08/20011208k0000e040024000c.html >

「常岡さんはトルコからグルジアに非合法にわたり」

なんと恐ろしいことだ。
私はトルコからグルジア密入国をしていたのだ。
まさに犯罪だ!
しかし、私は知らなかった。
いつ、私はそんな恐ろしい国際法違反に手を染めていたのだろう?

この人、当時毎日新聞モスクワ支局長だった石郷岡建記者は
わざわざモスクワからグルジア当局者に電話を掛けて話を聞いていながら、
日本の外務省にも、私の家族にもウラを取ろうとされなかった。

いや、きっとそれでいいのだ。
なにしろ天下の毎日新聞モスクワ支局長だし、
毎日新聞はその後彼を専門編集委員に抜擢しているではないか。
きっと石郷岡記者のおっしゃることなんだからウラなんか要らない。
すべて無条件で正しいのだ。(その2へ)