オン・エア

大阪MBSの番組「ちちんぷいぷい」のニュースコーナーで、
今日、私のチェチェン取材VTRとインタヴューが放送されたらしい。
3分程度とか。

以前どなたかから、板垣教授はモスレムだと聞いていたが、
今日別の方からなんだかそうではないと聞いた。
もしも教授が非モスレムなら、一昨日私自身が書いたことは、
全く趣が異なってゆく。
宗教学と神学は立場が正反対で、
アプローチの上で地動説と天動説の関係にあるからだ。
つまり、板垣教授がイスラムを「条件付き無神論」と唱えても、
モスレム自身が「条件付き無神論としてのイスラム」を信仰していなければ、
その主張は正しくないということになる。
実際、モスレムの中で、タウヒードを完全なものにしようとアプローチすれば
必然的に到達するはずの、
無神論的全否定の世界観を自分のものとしている人は少数に思える。
多数は単純にイスラムに関して過去の人間界の権威が口にしたことに盲従し、
アッラーイスラム法学者を同位に配する偶像崇拝の過ちに陥っているように
一モスレムとしての私には見える。
そのような現状に、私は警告を発することが可能だが、非モスレムにはできない。
本人がイスラムをもタウヒードをも自分には受け入れていないという前提があり、
イジュティハードの門は再び開かれるべきだが、
それはあくまで全てのモスレムに対して開かれるべきだからだ。
イスラム原理主義イスラムの本道を逸脱」などという発言も、
完全に分をわきまえていない感が出てくる。
彼が非難する「原理主義者」よりも、彼は本道から遠いところにいて、
自分を棚に上げてそれを発言しているということになるからだ。
「あなたにはあなたの信念があり、私には私の信念がある」
と切り替えされたら、どう答えるつもりだろうか?