阿呆になるぼく

6日にイスラエル空軍機がシリアの核関連施設を空爆していたなんて、まったく知らなかった。先日はプーチンが全閣僚を更迭していたのも知らなかった。ここにいると、世界から完全に孤立して未開人になってしまう。そもそも、情報がなければ自分の安全を確保できない。なにしろ、インターネットが事実上まったく利用できていないのだ。全然データの落ちてこないインターネットカフェに、目の玉が飛び出しそうな超高額GPRSにと、金だけはかかり続けている。それも、すべて自腹だ。バイト先会社の仕事も当然ながら仕事にならないが、物書き仕事は壊滅状態だ。ブロードバンドがあるとぼくを騙くらかしたバイト先会社にはまいった。現在、状況をなんとかするために、一人でジタバタしているが、どうしようもなければ問答無用で帰ろうと思う。
こちらの新聞をちょっと見てみたりしたけど、あんなの読んでたらバカになっちゃうよ。ヤラドゥア大統領が、経済成長率13パーセント目指すといった、だの、どこのエライさんが、こんなことした、だの、全部提灯ばっかり。バカ政治家にバカ新聞の提灯行列かよ。13パーセントとやらにどんな根拠があるんだ。そもそも、この国を一目見れば、誰も言ったとおり働いてないことは分かるじゃん。
国中ゴミ溜めだらけで、ゴミの収集も機能してないし、道路は穴が空いたところに池までできてて、たまに工事してるなと思ったら、穴の上からアスファルトでもコンクリでもなく、泥をかぶせていたよ。当然、上を車が通ったら、泥は道路に散らばるだけで、スリップして却って危ないのなんの。昨日の雨の中、ぼくが乗ったバイクタクシーは見事に滑って、あわやぼくの頭の豆腐も、豆腐よりも大切なパソコンも大破するところでした。