食の色

ナイジェリア人は食べるもののレパートリーが少ない。どれもペースト状かゲル状で、しかも、味のレパートリーはもっと少ない。いきおい食事量が減っているので、少しずつ痩せて、いい男になりそうだ。しかし、アブハジアの山奥でもそうだったように、ぼくがモデル並みにスマートになって、ギャルもメロメロの色男になるタイミングというのは、誰も見ていないアフリカの奥地だったり、カフカスの山中だったりと、相場は知れているのであった。
飢えたりする心配はないけれど、日本や中国の美味しい食べ物が次から次へと目に浮かぶ。