煩雑な…

東京ジャーミィへ行ったら、ラマダン前の金曜日だけに、
みんなが来ていた。
セリムさんも、ブディくんも、ホタイバさんも、ズベルさんも、
エブルさんも、アブドルカリム下山さんも、アハマド塩崎さんも、
ムハンマド村田信一さんも来ていて、ずいぶん久し振りに会えた。

バイクの廃車証明書類が届いたので、名義変更手続きに取り掛かれる。
でも、具体的に何をすればいいやら分からない。
近所のバイク屋さんに尋ねに行ったら、
まずは住民票が必要とのことだった。
はて、困った。
私は世を忍ぶ仮の東長崎生活を送っているが、本当はモスクワ住民だ。
ロシア当局の政治的迫害によって、
亡命を余儀なくされている(ような気がする)のだ。
私の真の住所はモスクワ市チャプリギーナ通り35番地であって、
国内に住所はなく、住民票など取れない。
一時帰国中の現在は、事務所たる床爪荘で風呂なし難民生活に甘んじている
(ような気がする)というわけなのだ。

致し方なく、池袋の豊島区役所へ行って事情を話し、説明した。
当面モスクワへ戻れる見通しが立っていない(ような気がする)今、
一旦都内に転入届を出し、住民票を取って、名義変更に使うように、
とのことだった。
ここでまたもや困った。
海外から転入する手続きには、戸籍謄本などの書類が必要だ。
これは本籍地のある長崎市役所で取るしかない。
郵送してもらうしかないらしい。
煩雑だ…煩雑すぎる…ああ。

しかし、バイクのないこの一月ほどで、私がJRや地下鉄に使った交通費は
バイクがあった場合のガソリン代の5倍以上掛かった。
この10日間だけでも5000円も使っている、ヤバイ。
その上、夜中にサンデーズサンに原稿書きに行くこともできないとは…
やはり是が非でもバイクライフを復活させるべきなのだ。