イスラム過激派のいろいろ

自分の妻の鼻を切り落とした男の行方をタリバンが追跡
Taliban search for man who cuts off wife's nose: officials

ISが自らの構成員の欧州出身女性聖戦主義者を「姦通の罪」で石打ち処刑
ISIS stones one of its own female jihadis to death on charges of ‘committing adultery’: officials

イスラム主義組織と一口にいっても、タリバンイスラム国、ヌスラ戦線などで性格はずいぶん違う。チェチェン組織はもっと極端に違う。先進国社会側がなにもかも一緒くたに危険視し、恐れ、敵対してしまうのは、悪手だと思います。

もっと問題外なのは、専門家などが、「シリア反体制派はどれも同じ」とか、「アサド政権も反体制派も結局同じ」だとか、事実関係を無視して大ざっぱに括っちゃうことです。学問を愚弄し、真実に迫る試みを放棄しているとしか思えませんが、先日まで「イスラム国こそがカリフ制を復活させイスラム法に基づいてムスリムをまとめることができる云々」などと、異次元世界の分析を披露していた専門家が、そんなふうに極端から極端へ、突っ走ってしまう姿を見掛けます。
それこそ、日本特有のアサド礼賛学者たちと五十歩百歩といえるのではないでしょうか?