アダム・ガダーンたん

アルカイダの米国人メンバー、ブッシュ大統領への攻撃呼び掛け」(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-29623420080106
アルカイダの米国人メンバーであるアダム・ガダーン容疑者は、6日インターネット上で放映された映像のなかで、今週中東を訪問するブッシュ米大統領を「爆弾で歓迎する」ようイスラム教過激派に呼び掛け、カメラに向け自身の米国パスポートを引き裂いた。」

カメラに向け自身の米国パスポートを引き裂いた――カコイイ!
以前、六本木の高層ホテルの上位階から米国大使館が直接狙えるよと、この日記に書いたら、その件で米FBIが都内でぼくのことを捜査し始めたことが分かってびっくりしたよ。
01年だったか、ジョン・ウォーカー・リンドさんという21歳の米国人の若者がタリバンに参加していたというので、20年の禁錮刑を受けた事件がありました。ガダーンたんにしても、リンドたんにしても、イスラム教徒としての最低限の義務を果たしたに過ぎないのだけど、米国では強盗や泥棒と同じ扱いなのね。革命権なんて絵に描いた餅というより、極ウヨ・武器ヲタの隠れ蓑ね。日本だとどうなるんだろう?
ハディースすら認めないぼくみたいな超原理主義過激派ですら、米国は侵略者として全イスラム教徒に敵対してしまったし、ブッシュはイスラム法上死刑相当だと分かります。カーイダのことは支持しないけどね。
ところでぼくは超親米ムスリムなんですが、なんで米国が好きかというと、国全体がこんなになっちゃっても、チョムスキだとか、マドンナだとか、マルコムXだとか、リンドたんだとか、ガダーンたんのような人が、次から次に民衆の中から立ち上がってくるからです。ロシアの場合はあの、母なるロシアの大地が不屈の人間を育むんではないかと思いますが、米国では土地ではなく、人間自身がそんな人間を生み出します。チェチェンにも米国人のイスラム戦士がいたなあ。今の家畜化が進行した日本人からこんな人たちは出てこないんじゃないかと思います。