ガザ地区・ハニユーニス

今日はイードだ。
ラファハの一家は私をイードの礼拝へ連れていってくれた。
ビラール・モスクという大きな建物で、
イスラム政党アル・ジハードの横断幕が掛かっていた。
アル・ジハードのチラシも配っている。

午後、ガザ地区でもっとも衝突の激しいといわれるハニユーニスへ。
しかし、深夜に自動小銃の連射音が聞こえるだけで、
石を投げる子供の姿もない。
11月にイスラエル兵に射殺されたムハンマド・アブ・ガリー君(15)の
遺族宅に招かれた。
ムハンマド君が射殺された場所まで
彼の従兄弟たちに連れていってもらった。
入植地とパレスティナ人居住区の境界線だ。
土嚢を積んだバリケードが築かれ、周辺の建物は弾痕だらけになっている。
バリケードを越えて、入植地に出稼ぎに行っていたパレスティナ人だろうか---大人たちが入植地側から戻ってくる。
子供たちはおもちゃの銃を持って、バリケードによじ登って遊んでいた。
ここでも衝突には遭遇できない。
話を聞いた後で、ムハンマド君の家族に夕食までご馳走になった。
深夜、自動小銃の連射音がホテルの部屋で聞こえた。