2003-08-07から1日間の記事一覧

怖い絵本

寝不足だったはずなのに、道頓堀ホテルでは一睡もできなかった。一晩中、悶々として朝を待った。空が明るくなるとすぐチェックアウトして、でたらめに歩いて難波の駅に着いた。高速バスの事務所を見つけたが、東京行きは夜行しかなかったので諦めた。地下鉄…

大阪講演No.1

今日は大阪で講演。朝7時に眼を覚まし、ノートパソコンや携帯電話をACアダプターと充電器ごとデイバックに詰めた。池袋駅の緑の窓口で、ディスカウントショップで買った新幹線の割引切符を見せたら、9時3分発の指定席券と交換してくれた。指定席は最後の一席…

否定の共振(その1)

今年もまた、例の日が近づいてきた。朝日新聞も原爆企画の一環として私の話を取り上げてくれた。書いてもらった記事に補足したい。カフカスの森の中で、チェチェンのイスラム聖戦士たちと野営生活を続けていた頃、私は彼らの間で、一種のストレンジャーだっ…

否定の共振(その2)

旧式のエンフィールド銃しか持っていないアフガン人は、核軍事大国ソ連を自力で追い出し、祖国を解放した。そのアフガニスタンの彼らが、「核兵器なんて、おれたちの信仰の前には屁でもない」といってくれるならば、頼もしかっただろう。だが、彼らの核兵器…

否定の共振(その3)

しかし。ただ二ヶ所、特異点がある。他でもないヒロシマとナガサキだ。ブッシュが「ヒロシマの原爆投下は正しかった」といい、ハーグが「核兵器の使用は必ずしも国際法違反とはいえない」と認定しても、コイズミは決して、「その通りだ」とはいえないだろう…