ティムール上京(その2)

特に、この店の自慢メニュー「チャンサンマハ」は、
(参照→ http://images.google.co.jp/images?q=%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%8F&ie=UTF-8&hl=ja&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2
まさしくチェチェン最高のご馳走の「ジジ・ガルナシ」そのものだ。
チャンサンマハ≒ジジ・ガルナシは大きな羊肉をただの塩を入れた熱湯で
長い時間に込んだだけのシンプルな料理だ。
チェチェンに行く前、私はこれを「ギャートルズの肉」と
(参照→ http://images.google.co.jp/images?q=%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%81%AE%E8%82%89&ie=UTF-8&hl=ja&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2
勝手に呼んでいた。
他にこの店には、ペリメニによく似た蒙古風水餃子や、ヒンカリに似た
蒙古風小龍包ボーズ、ガルザナシに似た蒙古風汁うどんが出る。

果たして、ティムールは喜んでくれたようだった。

シリンゴルにはギャルギャルAちゃんの他に、ギャルギャルKちゃんと
ギャルギャルMGも来てくれたので、18歳のティムールにとっては
まさに両手にギャルギャルという様相で、ウハウハだったはずだ。

ところで、戦時下のチェチェンでは結婚の年齢が異常に早い。
私が立ち会った結婚式では新郎18歳、新婦13歳だった。
シャミル・ザカエフも私が逢った17歳当時、ちょうど結婚した
ばかりだった。
つまり、ティムールももう適齢期といっていいはずだ。

しかし本人に「結婚しなきゃ」といったら、「まだまだ!子どもだから」
とのこと。
チェチェンカと結婚するのか、ヤポンカとか?」と聞いたら、
「うーん」と悩んでいる様子。
日本ギャルもまんざらでもないようだ。

午後11時頃、駅前で別れて、私、ティムール、Aちゃんの3人で
大邸宅へ帰る。
ティムールはいわゆるネット中毒で、どこへ行ってもコンピューターに
齧りつくのだが、我が家でもリビングのWin2000に食らいついていた。

午前1時頃、都内で同窓会に出ていたギャルギャルハニーも我が家に
合流したのだが、私はこの頃既に眠くてもうろうとして、
よく覚えていない。
ハニーとAちゃんは二階の4畳半で、私とティムールはリビングで、
就寝したのは午前2時半頃だったか。