ティムール上京(その1)

午前6時半、関西からギャルギャルAちゃんが夜行バスに乗って新宿に到着。
バイクで迎えに行き、大邸宅二階の空き部屋で休んでもらう。
Aちゃんは留学中のロンドンから夏休みで一時帰国している。
先月のロンドン取材では全面的にお世話になった。

午前11時、Aちゃんを起こして東京ジャーミィへ。
途中、代々木上原駅へ寄って、横浜国立大法科大学院の学生たちと合流。
Aちゃんと学生たちはモスク見学にやってきた。

夏休みを取り易い時期の金曜日なので、礼拝者が多かった。
ホタイバさんにも逢えた。
礼拝後、駅前のカフェレストランで学生たちと話しながら昼食を取った。
学生とはいっても、ロースクールのメンバーは社会人経験のある方も多く、
私よりも年上の方もいて、逆にいろいろとこちらが教えを受けたい。

午後4時頃、横国の学生たちと別れて、Aちゃんと四谷の現像所へ。
シャミル・ザカエフにプレゼントする写真のプリントを注文する。
99年にグロズヌィで私が撮った彼の写真を、彼はどうしてもと
欲しがっていて、Aちゃんが帰国する際に何度も念を押して
頼んだのだそうだ。

一旦、大邸宅へ戻り、今度は電車で巣鴨へ。
午後6時半、巣鴨駅でティムール・オズダミロフくんと待ち合わせる。
ティムールは日本唯一(?)のチェチェンからの留学生で、
新潟のデザイン学校で学んでいる。
この春会ったときよりも顔つきが引き締まって、
こんなにハンサムだったかな、と思った。
去年、バクーで逢ったとき、ひらがなの書き取りを一生懸命しているのが
印象的だったが、来日わずか4ヶ月で、日本語がかなり
話せるようになっていた。

人権団体アムネスティのKYさん、ロシア語翻訳者のKMさん、
Oさん夫妻なども集まって、東京唯一の蒙古料理店シリンゴルへ行く。
(参照→ http://gourmet.livedoor.com/item/400/i20601294/
なぜここを選んだかというと、恐らく日本で食べられる食事の中で、
羊肉中心であったり、塩味とニンニク味がほとんどだったりと、
チェチェン料理との共通点が多く、比較的似ているからだ。(その2へ)