明日の今頃は空の上

結局、このホテルの電力事情はアバカリキの事務所よりも不安定です。さっきから付いたり消えたりしていて、ぼくがここに多数持ち込んでいる安定した電力が必須の精密機器なんて触れません。金払って泊まってるのにこれじゃ、意味ないよ!スタッフも全員ヤンキーだし。水道が使えるのは民家に比べると恵まれていますけど。次回は別のところにしないといけないかな、と思います。
ともあれ、ラゴスでの仕事は紆余曲折あれどひとまず終わり、明日、エヌグへ飛ぶことになりました。ナイジェリアの国内線を使うのは初めてです。急ぎじゃないし、バス旅は好きなので、長距離バスに乗ってみたかったのですが、こちらのナイジェリア人スタッフはぼくをひとりでバス旅行させるのは危険と判断しました。食べ物の味などについてはぼくは彼らを当てにしていませんが、危険、安全の判断については信頼しています。戦乱のデルタ州の少数民族出身の彼らは、たぶん、ナイジェリアの他のグループよりも危険の臭いに敏感です。ナイジェリアの治安は世界で一番と云うほどひどくて、さらにその中でもクリスマスシーズンの12月は強盗・殺人多発月間なのですが、ぼくは彼らのお陰で、バイクタクシーや140キロでぶっ飛ばす殺人街道以外では身の危険を感じていません。いや、それだけでも十分危険ですってば。

追記:エヌグへ飛ぶのは一日延期になりました。理由は、「お金がない。でも、日曜なので銀行開いてない」と、いうものです。これまさにナイジェリア。トホホ。