チェチェン独立派は亡命

引き続き、岡田一男さんから情報をいただいた。
チェチェン独立派議会はロンドンに亡命中のアフメド・ザカエフ氏を首相に指名したそうだ。大統領、副大統領職が空席なので、ザカエフ新首相が独立派地下政府の首班となる。これまで代表者がチェチェン国内で抵抗運動を指揮してきたので、チェチェン独立派は地下政府とはいっても、実体があり、活発な抵抗運動を続けて来れたが、ロンドンから動けずにいるザカエフ氏の指導する今後の独立派は、事実上の亡命政府となった。

ナチ占領下フランスとド・ゴール亡命政府の関係のようなものでしょうか?ド・ゴールは実際にはドーバーを隔てたロンドンでラジオ放送をしていただけで、フランス国内では彼の亡命政府の指導とほぼ関係なく、共産党中心のレジスタンスが抵抗を続けました。
チェチェンでも、抵抗運動を続けているのは欧米志向のザカエフ支持のグループではなく、欧米から「イスラム原理主義者」だとか、「過激派」だとかいわれて忌み嫌われている若者たちです。