法匪

前の日記で、「SIM Lockを不正に解除した容疑で逮捕された」と、書きました
が、実際にはそうではありませんでした。
TBS、テレビ朝日毎日新聞が虚偽の内容を報道していただけでした。
これまでも、これからも、SIM Lockの解除はそれ自体、合法です。

L&Kの陸社長らの逮捕容疑は「商標法違反」「不正競争防止法違反」
「古物なんとか」の3つです。
「古物なんとか」は、中古品販売業者が取っておかねばならない書類を
取っていなかったということで、これはL&Kが法的な手続きを知らなかった
単純ミスだそうで、有罪になっても仕方がないのだそうです。
んが、こんなのはフツー書類送検→罰金でおしまいにすべき事案ですな。
問題は「商標法違反」ともう一つですが、これは偽ブランド品販売などに
付けられる罪名です。
警察・検察の言い分では、SIM Lockを解除したものはすでに元のVodafone
製品ではなく、ホンモノではないものをホンモノであるかのように騙して
客に売ったから偽ブランド品販売と同じ、というのです。
ナニソレ???
SIM Lockはもともと外した状態でメーカーで生産されており、Vodafone
これにわざわざ改変を加えて販売していますが、メーカー側でLockをかけたり
はずしたりできるように作られているものを、想定通りに外したところで、
それはニセモノになったとはいえないでしょ?
客観的に見ても、Vodafoneの携帯がVodafoneとして売られているだけでしょ?

ここ数日、あちこちで専門家に話を聞きましたが、法的にやはり、
「商標法違反」を適用するのは非常にアクロバティック、つまり無理がある
ということです。
それでも、あえて警察・検察がこんな無茶な方法でL&Kの逮捕に踏み切った
のには、理由があります。それも、きったない理由が!

まもなくそれも明らかにしますが、警察、検察の担当官どの、ぼくは
これまで、「法匪」、つまり法の匪賊という言葉について、知ってはいたが、
どのようなものかは知りませんでしたよ。

今回、初めてその意味を知りました。あなた方みたいな人たちのことを
いうのですな。あなた方にも家族がありましょうが、自分のお父さんが
「ホーヒ」だなんて、臭そうな呼び名で罵られるようなことをしていると
知ったら、子ども泣いちゃうと思う。

一方、獄中の陸社長ですが、自由な通信のために、すべての日本人のために
世界最悪の通信鎖国の解放のためにがんばってるという信念の人ですから、
意気軒昂だそうです。