気合!

豚肉をよく食べる中国へ行ったら、ムスリムの私は食べられるものを
探すのに苦労するのではないかと思っていたが、実際には上海には
清真食堂やウイグル料理店がたくさんあり、それに中東とは比べ物に
ならないくらい味覚が鋭敏な中国文化に揉まれてのこと、
味もすばらしかった。
いまだに、ウイグル料理店のシシカバブと清真食堂の熱気羊
(羊肉しゃぶしゃぶ)の味が忘れられない。

さて帰国後3日が経ち、8日の日本ムスリム協会での講演も無事終わって、
ようやくおちついてきた。

いろいろ考えなければいけないことがる。
ひとつは次の取材のこと。
もうひとつは、この日記を含めた自分のWebsiteのこと。
そして、自分の今後の方向性。
Blog形式というのにはどうしても抵抗があったが、時代の流れには
逆らえないのだろうかと思ったりする。
今のWebsiteもこの日記以外長いこと更新していないし、この日記も
最近までずいぶんご無沙汰して見ていただいている方に申し訳ない
ことをした。
「ギャルに振られた話と戦場で腰を抜かした話を同じ場所に書く」という
当初のコンセプトはそれなりだったと思うが、派手な戦場取材が減ってきた
ことと(減らす気は今もないのだが、結果的にそうなっている)、結婚した
ことで、そういうコンセプトではあんまり書くことがなくなってきて
しまった。
これまで扱ってきたテーマに加えて、情報・通信テクノロジーの問題に
ついて、新たな取材関心対象が出てきたこと。
こう書くとわけが分からないが、世の中に出口の見えない戦争や紛争、
貧困、政治的な不自由といった問題がある中で、その解決にはITの発展、
普及が必須になるというように、このごろの私には思えて仕方がない。
シンプルに、大雑把にいえば、技術の発展は偏りがちな資本を広げる効果が
あるからだ。
そのあたりのことを、同じWebsite上でか、別にBlogかなにかを立ち上げて
か、今までの仕事とは違ったアプローチで考えてみたいと思う。
いずれにせよ、ダラダラとしすぎた。
気合を入れなおさないと。