不調

AB-Roadのウェブサイトで検索すると、今年は8月中は確かに航空券が高いが、欧州方面は9月には一気に7万円台に落ち着く。この分なら、8月中さえ凌ぎさえすれば、9月にはまた出発できるかもしれない。いつも安いアエロフロートはそれほどではなく、いつもなら高いエミレーツ航空カタール航空ウズベキスタン航空、マレーシア航空が有望だ。
午後、××と××で逢う。予想通り、私の××は無理だという回答だ。しかし、取材先の現地で協力することはできるという。もちろん、これ以上××たちに期待する気はない。彼が「××」といってから、3ヶ月が経っているのだ。
夕方、××の家へ。家には××人ムジャヘドがいた。××という。××がいるので、××や××への連絡を頼むことができなかった。しかし、2、3日後に××へゆくつもりだと告げる。
夜、これまでで最もひどい身体のだるさに襲われる。こうなると、自分の股間がどんな状態かなど、考えることができない。今までずっと自分の股間の傷にばかり意識が奪われていたにも関わらずだ。
宿の日本人旅行者たちは、大麻を服用して得た体験や、マジックマッシュルームを食べて見た幻覚をげらげら笑いながら語り合っている。インドが大好きだという意見で一致し、イランが大嫌いだという意見でまた一致している。つまり、私の印象と正反対だ。口々にイラン人を罵り、インド人を哂う。それへの嫌悪感から、いよいよ気分が悪くなる。自分のタオルを水道水に浸して、額に乗せて休んだ。さっき、××からホテルの生活について聞かれたとき、彼は××語で口を滑らした。「あの、猿みたいなやつら」と。隣にいた××人の××は理解できなかったが、私は吹き出した。私の感想とまったく同じだった。