ビンボーっ面に蜂
やられました。
イスタンブル、空港から宿へ向かう途中のアクサライ市電乗り場で、
混んだ電車に乗り込もうとしたところ、今乗ったばかりの男三人組が
さっと降りてゆきました。
腰のホルダにつけたVodafoneがすられていました。
すりにあったのなんて、90年のポルトガル以来です。
アクサライ周辺は一人で歩くたびに「女買わねえか」と何人も寄ってくる、
イスタンブルでももっともハラーミーな地域なのだから、
右手をちょん切られるべきドロボーさんもいるはずだと、
予め用心すべきでした。
すぐにスルタンアフメットへ移動して、インターネットカフェから、
スカイプでVodafoneに国際電話を掛け、回線を停止してもらいました。
幸い、トルコで750ドルもするNOKIA6630は日本では新規1円とかなので、
機種変更でもそこまで無茶な料金にはならないと思います。
とはいっても、今回の取材は完全赤字の予定だし、
厳しいものは厳しいです。
ただし、もっとかわいそうなのは、三人組のすりさんたちです。
Vodafone JP 702NKのSIM Lockはまだ世界の誰も解除できていないらしい
ので、せっかく高級携帯を盗んだつもりが、ただの通話できないガラクタ
だとわかって、しょぼくれるだろうなあ。
こちらとしては、せっかく編集した電話帳を一から作り直しになるのが
残念。
ストラスブールでチェチェンの兄弟にもらった携帯待ち受け用画像を
またメールで送ってもらわなくてはいけなくなるのが面倒。
ともあれ、明日、東京へ帰る予定です。
よろしくお願いいたします。