水なし都市

 今日は朝から、なんたることか、水道が止まっていた。シャワーが浴びれない。イスタンブルは人口2千万、メヒコシティに次いで世界第二位の大都市なのに、このあいだ来たときは停電中だった。地下鉄網や市内交通機関もまだまだ発展途上で、市内のごく限定的な地域でしか運用されていないし、やはりトルコという国はまだまだ遅れている。トルコの人たちは自分たちを欧州人だとみなしたがったり、EUへの加盟を訴えたりしているが、マレーシアやイランのような、勢いのあるアジアのイスラム圏国家と比べ物にならないほど停滞している。そのくせ、マレーシアやイランに比べ、不当なほど通貨価値が高く、現地人にとっても、外国人にとっても物価が高いのだ。
 イラクを取材するにも、チェチェンを取材するにも、イスタンブルは中継点として申し分なく、取材の拠点にしていたけれど、このところの物価高と遅れたインフラを考えると、ダマスクスあたりに拠点を移した方がいいような気がしてきた。ダマスクスにだってもちろん地下鉄も路面電車もないが、街が小さいしタクシー代が安い。イスタンブルのタクシーはバスターミナルから市街地に出るだけで、シリアの20倍の料金になってしまう。

日本のVodafoneをこちらで国際ローミングで使い続けるとお金がいくらあっても足りなくなるので、現地の携帯電話のSIMを購入しました。新たな番号は…
+90-5368817992
です。日本で使っているVodafoneも併用しています。Vodafoneの番号は…
090-9979-8189
です。よろしくお願いいたします。

トルコは国際電話料金がべらぼうに高いので、ひょっとするとThuraya衛星携帯電話が一番安い国際電話ということになるかもしれない。最近はコンピュータをサイバーカフェに持ち込んで、skypeを使っているので、国際電話の料金はかなり圧縮できるようになった。