間違った、楽しい人生

さっき駅前で別れたばかりの武田徹さんが、もうブログを更新して
いるので驚いた。
(参照→ http://162.teacup.com/sinopy/bbs
今日(12日)は武田さんの東大ジャーナリストコースの仕事で大失敗。
てっきり教室は本郷キャンパスだと思い込んでいたら、
駒場キャンパスだった。
余裕を持ったつもりで本郷キャンパスに到着し、守衛さんに
「13号館ってどちらですか?」と尋ねたところ、「工学部ですね」
と聞き返されて、「アレッ?」と背中が寒くなるのを感じた。
時間は午後6時半を回っている。
本郷と駒場では東京の東と西だ。
バイクを乗り捨てて、地下鉄で駒場に向かったが、当然大遅刻だ。
最初に案内をいただいたとき、しっかり見ておくべきだった。

武田さん皆さんごめんなさい。

武田さんの東大ジャーナリスト養成コースというのは
(参照→ http://anzenansin.org/corse/ja.html
(参照→ http://journalistcourse.net/
新聞記者やマスコミ業界を志望する人たちが学んでいるのかと思ったら、
どちらかというと、現行の新聞やテレビの報道のあり方に
納得していない人たちが、新たなジャーナリズムの可能性を探る、
という試みだそうだ。
かといって、履修生にはメディアの仕事を経験した人よりも、
その受け手である大学の学部生が多い。
東大がやっているということや、「安全・安心」というタイトルが
ついていることから、「安全・安心」な人生設計を志向する人たちが
集うのかと思っていたら、むしろ正反対みたいだ。
メディアに就職してご両親を安心させるための訓練ではなく、
みんなフリーランスや作家になって、親をがっかりさせるため、
ハングリーに学んでいる。
間違った楽しい人生に若者たちを導くという意味では、武田さんも
東長崎機関と同じ、悪いやつらだったのだった。

間違った人生へのいざないに私も少しでも協力しようと、
講義のあとの打ち上げで、元「人間の盾」や「イラク人質」の
フリージャーナリストの悪いやつらが、こうした経験を生かして
いかにギャルにモテモテになり、アイドルと合コンしたり、
女優と付き合ったりして、楽しい人生を送っているかについて
履修生たちに教えて差し上げた。

ところで「間違った楽しい人生」も、「悪いやつら」も、
「ギャルギャル」も、もともと私のではなく、
東長崎機関加藤健二郎総裁のボキャブラリーだ。
だから本当は加藤さんが一番悪い。