再び占拠事件

北オセチアの学校占拠事件に関して情報を集めながら推移を見守っている。
地元メディアはバサエフ支持のイングーシ人グループだと
いっているらしい。
一方、マスハドフは関与を否定したようだ。

航空機連続墜落事件、モスクワ・リガ駅爆破事件、いずれも
不可解な要素に満ちていて、全容が分からないところに、
事態はどんどんややこしくなってくる。

今回の一連の事件では、ワシントンのイリヤス・アフマドフ外務大臣
沈黙したままだし、バサエフも何も言わない。
ロンドンのザカエフ文化大臣だけが、積極的にチェチェン人の意志と
抵抗運動の基本方針を訴えている。

今日は未明から、グルジアからの国際電話が掛かった。
イメディTVのザザ・ツラゼだと名乗った。
この男は私に何度もメールを送ってきている。
インターネット上から私の撮影した写真を無断使用して、
グルジアの新聞に載せた前科がある。
肉声を聞くのは初めてだ。
ザザは私に、グルジア人特有のもごもごとした訛りで、
アブハジア侵攻作戦に関してインタヴューしたい」
といってきたので、冷たく言い返した。
「お前は私の著作物を窃用した。盗人だ」と。
こちらにはあらゆるメディアや個人からの取材を受ける用意があるが、
グルジア政府は国際法に違反して私を抑留した前科があり、
その実行犯はグルジア国家保安省、いわゆるグルジアKGBだった。
私には、ザザがグルジアKGBのスパイでないことが確認できない。
その上、著作権法違反の前科…
「協力できない。あなたを知らないからだ」と答えて電話を切った。

正午、東中野駅前で某国エージェントT氏と逢う。
ロシアの連続航空機墜落事件や、秘密警察の活動の実態などについて、
情報を交換する。