SMちゃん倒れる

午後、リビングで大の字になって寝ていると、同居人の
ギャルギャルYRちゃんが、ずいぶん久し振りに大邸宅にやって来た。
しかし、なんだか焦っている。

「SMちゃんが倒れたよ。入院することになった」

聞いて驚く。
同居人のギャルギャルSMちゃんは、昨日の朝、元気そうに家を出て行った。
出掛けには、「今日は帰らないから、お布団取り込んどいて」と、
言い残していたから、私は日に干してあったこたつ布団を
取り込んだばかりだった。
SMちゃんの仕事はとんでもなく忙しそうだったから、
身体に祟ったんじゃないかなあ。

YRちゃんはSMちゃんの入院生活に必要な身の回りの品をまとめると、
忙しそうに出て行ってしまった。

夕方、雨が降ることは分かっていたが、
夜までにはあがるものと高を括っていた。
雨が上がったらバイクで出かけようと思っていたのに、
深夜になっても、雷と雨は止まなかった。