「ブラザーフッド」試写会

韓国映画「ブラザーフッド」の試写会に行ってきた。
（参照→ http://www.brotherhood-movie.jp/）
まいった。
終わったあと、消耗しきって座席から立ち上がれなかった。
前回観た「海猿」があまりにもしょぼいアイドルタレント映画で
今日の「ブラザーフッド」もチャン・ドンゴンとウォンビンという
韓国の二大イケメン・スター俳優競演を売りにしていたから、
ハリウッドのジュード・ロウ主演スターリングラードみたいな、
ゴミのような作品を観せられてしまうのではないかと、
警戒しまくって、期待せずにいた。
去年だったか、韓国映画JSAがつまらなかったことも、
期待しないようにした理由だった。

いやはや、予想は完全に裏切られた。
日本よりも経済力が低く、市場が小さいと思い込んできた韓国で、
どうしてこんな、すごい映画が作れるのだろう。
日本はいうに及ばず、ハリウッドでも逆立ちしたって絶対に、
こんな映画は作れない。

自分が朝鮮半島の歴史についてあまりに無知だったことも思い知らされた。
私は高校までの世界史で学ぶ朝鮮戦争の歴史については、
完璧に頭に入っているのだ。
しかし、日本の、それもある程度いいといわれている高校で
学ぶ歴史の内容は、現実の歴史的事実のほんの一部でしかないらしいと、
独学で歴史を勉強し直したりすると分かってくる。
日本人にとって微妙で重要な歴史の事実についてはとりわけ、
学校ではさらっと表面をなでるようにしか
教えないことになっているみたい。