イラク戦争関連誘拐事件
イラク戦争を巡って女性一人、男性二人の邦人三人が拉致・監禁されている。
(参照→ http://www.incl.ne.jp/ktrs/aijapan/2004/0403180.htm)
こちらのケースで犯行グループは声明も要求も出していない。
そりゃそうだ。
ただのテロリストなんだから。
自国民を誘拐する集団に、誘拐事件の解決を求めるのが無理ってものかな。
10日にサラヤ・ムジャヒディンが出した「解放声明」の抜粋。
『広島、長崎に原爆で大量殺戮(さつりく)を行った米国は、
同じことを、いや、国際的に禁じられている爆弾によって
より残虐な形で、抵抗しているファルージャに対して
行っていると言っている日本の街の声にわれわれは耳を傾けた。』
(中日新聞ウェブサイトより)
まただ。
またナガサキに言及している。
向こうは、被爆国日本の市民との連携を強く求めている。
日本が独裁国家でなく、公平な選挙によって選ばれた政府が
米国の侵略を全面支持した以上、ファルージャの抵抗が
私たちを標的とするのは、当たり前すぎるほど当たり前なことだ。
テロリストは誘拐グループではなく、私たち全員なのだから。
それでも、ファルージャはナガサキの事実ゆえに
私たちがきっと繋がりあえると望みを繋いでいる。
米国はイラク主権委譲手続きを国連主導で行うよう、
方針の大転換を行った。
ファルージャは遂に世界を覆したわけだ。
しかし、日本のメディアはそんなファルージャを
取材するどころか、一斉逃亡。
彼らの仕事はもともと、APとロイターとアルジャジーラを
テレビで見ることだから、イラクにいなくても変わりはないということだ。
安田くん以外の記者にとって、報道する自己責任は必要ないらしい。