ロシアのスパイ(その1)

午前10時、新橋へ。
N会のT理事長に逢う。
貴重なアドバイスをいくつもいただく。
あまりに嬉しくて、帰りのバイクを運転しながら涙が出た。

午後3時、新宿へ。
銀行口座を記帳し、電気料金を支払い、
ビックカメラヨドバシカメラのカードを整理し、
LANボードを購入する。

午後5時半、日本橋へ。
公安調査庁のS氏に逢う。
公安調査庁がロシアの利益を画して
国内でエージェント活動を行った事実に関して問いただす。
週刊文春の件の記事はまったく実体のないデタラメだと氏は言った。
虚報記事が掲載されたことはロシアのエージェントが
国内で進めているディスインフォメーションの一環だった
という氏の認識。
公安調査庁は公然の政府組織でありながらもはや
日本の敵となった。
オウム事件の際にその存在意義が取りざたされたが、
公共の意義がないというのではない。
実態はそれどころか、極めて有害だ。
武富士盗聴事件で活躍中の野田敬生氏のかねての
「私怨による」活動の方が公共性があったということを
今回の武富士事件までもが語りつくしてしまった。
公安調査庁はその歴史を通して、今回の野田氏一人ほどの仕事も
してきた試しがなかった。

公安調査庁は毎月私に話を訊きに来る。
このばかげたウェブ日記をわざわざプリントアウトし、
束にして持ってくるのを見ると申し訳なくなる。
私は日本の公共の利益に適いたいと願い、
できる限り協力したいと申し向けてきたし、
実際そうしてきた。
日本人の中に数少ないムスリムで、
しかもジャーナリストとして発言する私には
日本国家・日本市民とイスラム世界との間の
衝突を回避し、和解に努める責任があると思う。(その2へ)