戦火の軌跡

カシミールで二ヶ月間、取材を続けていた若手ジャーナリスト
桜木武史くんがまもなく帰国する。
(参照→ http://page.freett.com/chikochan/
東長崎の若手は先輩たちの表面的なところだけ誤解して見習ったとみえて、
ギャルギャル活動にだけ精力的で報道活動は冬眠中といった
手合いばかりなのだが、桜木くんは一度加藤健二郎さんと
お会いしたんだったと思うものの、迂闊に住み易すぎる東長崎に
引っ越してきたりしなかったのが正解だったか。
なんというか、ハングリーさを失っていないのだ。

一回目のカシミール取材では、日本人ジャーナリストとしては
おそらく初めて、イスラム戦士グループとの接触に成功し、
SAPIO誌(小学館)で発表している。

今回もいいネタを持ち帰ってくることだろう。

彼の話では、某業界の先輩氏から、カシミールだけを見ていてもダメだ、
世界情勢を俯瞰的に見られるようにならなくては、とアドバイスを受けて、
自分には素質がないと落ち込んだそうだが、なんのこっちゃ?
この先輩氏は桜木くんをジャーナリストではなく、
ワイドショーのコメンテーターにでもしようというのだろうか。

メディアが北朝鮮イラクパレスチナにだけ注目して、
ヒステリックに騒いでいる中で、
一人黙々と世界から見捨てられた紛争地に赴いてきた青年を
ヒステリー組に引き込もうとでもいうのか。

やっぱり今のうちに東長崎に引っ張り込んでおいた方がいいかなあ。