大阪講演No.2

午前7時46分発の岡山行きひかりで大阪へ。
台風で空の便は軒並み欠航し、新幹線以外の特急列車まで運行見合せ。
やはり昨日のうちに東京へ戻っていて正解だったと知る。
講演で支払われる交通費の額はどこでもだいたい初めから決まっているから、
交通手段を選んで、つまり格安の夜行バスを利用するなりして
工夫しようと思っていたのだが、
実際には天候事情などの影響で新幹線ばかり使っている。

11時過ぎ、廃戦ごろにゃん倶楽部の役重善洋さんが
新大阪駅へ迎えに来てくれた。
役重さんはパレスチナ支援国際NGOのISMのメンバーでもあって、
エルサレムで私がお世話になったのが知り合ったきっかけだ。
会場近くの定食屋さんでごろにゃん倶楽部のスタッフのみなさんに
紹介していただく。
エルタワーの会場は80人程入る大きさで、研修室のようなところだった。
6日の講演でも、8日の講演でも、パソコンのモニター画像を
スクリーンに投影するプロジェクター機材が不調で、
スライド映写だけで乗り切ったのだが、
今回はプロジェクターは問題なく作動した。
台風は通り過ぎていたが、まだ雨はぱらついていたし、風も強い。
参加者はきっと少ないだろうと予想されていたが、結局20数人に止まった。
ごろにゃんのみなさんは残念そうだったが、
私にとっては聴衆が多すぎない方が緊張せずに済むので、
ちょっとやり易くてありがたいなあ、などと考えていた。
ギャルギャルいずみん☆は今日も来てくれた。
相変わらず猛烈にギャルギャルでカワイイ。
「人間の盾」だった湯浅さんも見えた。

午後6時頃、ごろにゃんのメンバーとお別れして滋賀県小松原へ向かう。
午後7時20分頃、無人駅に着くと、
同志社大学浅野健一ゼミ生MMさんとKHさんが迎えに来てくれていた。
浅野ゼミでは今回、研究テーマに「イラク戦争とメディア」を選び、
今日、明日の琵琶湖畔でのゼミ合宿のゲストとして
私を呼んでくださったのだ。

同志社大の施設に着くと、ゼミ生のみなさんが
すき焼きを用意して待っていてくださった。
午後9時頃から浅野教授の北朝鮮に関する報告会。
「匿名報道」で有名なあの浅野教授の講義を聴けるとあって
私は興味しんしんだ。
講義は非常に分かり易かった。

浅野教授のゼミは本格的なジャーナリズム論を学べるとあって、
学生たちも報道分野を志望する人が多いそうだ。
講義の後の交流会では、熱心な学生たちと午前4時まで話し込んだ。