弱いものイジメ(その2)

ところが問題がまだあった。
2ちゃんねらー」の皆さんは私だけをではなく、
ここまで来てわざわざ「盾」の皆さんを攻撃していらっしゃるのだ。
その上私のことも、私のまことの悪業三昧を非難するでなく、
「盾」を擁護しているといって、あるいは「おまえも盾だ」といって攻撃している。

つくづく、弱いものイジメが好きな人たちだとも思ったが、
よくよく考えて、「盾」と「2ちゃん」のどちらがより「弱者」かというと、
これは明らかに「2ちゃん」の方だ。
「盾」の方は、チャンネルを3つも占拠し、メディアに露出しまくり、
ひとりひとりが有名人になっていいたいことを日本中に向けて発言しているのだから。
一方「2ちゃん」は、「2ちゃんねらー」であることを知られただけで
友だちを失い、犯罪者予備軍と見なされかねない日陰者なのだ。
「盾」をかばって「2ちゃん」をいじめるのもまた、弱いものいじめに違いない。

ぜんたい私は、「2ちゃん」に悪い感情を持っていない。
「2ちゃん」は大衆そのものであり、自由の象徴でもある。
「情報公開」を是として電話番号から住所まで公開して活動している私と、
「匿名」の「2ちゃん」はある意味、ネット上で対極的なスタンスで、
一見私の方が無防備であり、なすすべもないように見えるのだが、
私がこれまで何度か、この場を使って「2ちゃん」を挑発したにも拘わらず、
これまで一度として嫌がらせを受けたことがない。
彼らは主張の稚拙さという問題はあれ、正々堂々と「かきこ」してくる。
愛すべき「厨房」たちなのだ。
この事実は私に「市民」とか「大衆」というものに対する
肯定的な関心を維持させている。