座談会・報告会(その1)

週刊プレイボーイ主催で、DNAの福岡さん、
大川興業大川豊総裁と座談会を開いていただいた。
総裁は自らイラクに乗り込み、
もっとも強力に今回の戦争に抵抗した文化人のひとりだ。

夕方、ジャミーラ高橋さんの帰国報告会に参加した。
加藤健二郎東長崎機関総裁が今朝帰国し、報告会に駆けつけてくださった。

ジャミーラさんと志葉玲くんは「人間の盾」に「効果があった」と語った。
私はそこまではいいきれないと考えている。
「盾」のいたライフライン施設が攻撃されず、
いなかったライフライン施設が攻撃されたのは偶然かも知れないし、
別の理由があったのかも知れない。
いろいろな理由が考えられ、断定する材料に乏しい。

「人間の盾」、というか「ジャミーラ団」の活動に意味があったとすれば、
それは国家間の武力紛争に非武装の市民が直接介入して実力(?)を行使したという、
人類史上恐らく例を見ない新しい形の市民運動を行ったことだ。

今更いうまでもなく、非暴力闘争は暴力闘争よりも困難で、
大きな犠牲を覚悟しなければならない。
日本は戦後「平和主義」を選択したはずだが、
その実現のために具体的になにかをしたかというと、よく分からない。
「平和主義」とはなにもしないことであるかのようだ。
極論すると、「非武装部隊」を世界中に海外派遣して、
何万人が殺害されようと素手で武力紛争に介入するぐらいの行動をして初めて
「平和主義」を名乗る資格があるのではないか。(その2へ)