ギャルギャル送別会に国際テロリスト

モスクへ行く前に、某国のエージェント氏に人生相談に乗っていただいた。
ロシア語の授業のあとの夕方、
これからロシアへ留学するギャルの送別会があった。
ロシア語のイリーナ先生は陽気で笑い上戸で、
それはそれはいい人なんだけれど、チェチェン戦争に関しては強硬派で、
チェチェン人は動物よ。話し合う必要なんかない」
といい切ったので、ちょっと鬱になった。
イリーナ先生は去年の夏、ずいぶん久し振りに
ロシアのサマラに里帰りしたのだけれど、
実家でNTVの番組を見ていたら私が映ったのだそうだ。
それは、二年前のロシアの原子力潜水艦クルスクの遭難事件を扱った特集番組で、
私は机に向かって、なにやら真面目な顔をして書き物をしている映像が
流されたのだそうだ。
私がモスクワに滞在している間に、
ロシアの諜報機関FSBがどこからか隠し撮りしたものらしい。
いったい、いつの間に・・・?
ガリーナおばちゃんの民宿で、私が部屋に一人でいるところを
窓から撮ったのだろうか?
もしかして、あんなことやこんなことも、
恥ずかしい写真を撮られていたらどうしよう?
番組では私がクルスクの遭難に関与しているかのような説明をしていたらしい。
なんのこっちゃ?
それはともかく、ギャルギャル送別会はとっても楽しかった。