危機一髪

ここ数日、食パンしか食べていません。今朝はその食パンも食べる気になれ
ませんでした。昨日から事務所の配電装置が故障して発電機が使えなくなった
上、国営電力会社の電気も昨日の夕方を最後に停電したままだったので、まる
一日完全停電状態が続いていたのです。
タイミングの悪いことに、今日はある原稿の締め切りでした。日本で上映予定
のある外国映画のパンフレットに載せる解説文の原稿です。とっくに原稿は
できているのに、電気がないためにインターネットが使えず、メールを送信
できないという状態に陥ったまま、電気屋がなにやら冗談を言い合って
笑いながら仕事しているのを、イライラしながらみていました。
こちら時間の午後4時前、日本時間の日付変更ちょっと前に、配電盤の応急
処置が終わり、いいタイミングで政府の電気が来ました。大急ぎでメールを
送って、ただいま、胸をなで下ろしたところです。
結局、一年前の状態から、ナイジェリアのバイト環境はほとんど改善できて
いません。去年は場所がアバカリキという辺境地域で、物理的にインフラ整備
のしようがなく、どうしようもなかった感がありますが、今、どうしようも
ないのは、こちらのナイジェリア人の頭が石器時代のままで、私の提案を
理解できないまま、無視しているからです。
このままだと日本の皆さんにまた大変な迷惑をかけてしまう…