爆死未遂

店にガスがようやく入荷され、我が家にガスがきました。これで、ナイジェリア製インスタントラーメン「インドミ」が食べられる!
さっそく、小鍋にミネラルウォータを注いで、ガスボンベの上にかけ、暖め始めました。
ここで一つ、再度断っておきますが、ナイジェリアの工業製品はどれも、ちょっと考えがたいほど品質が低いです。ガスボンベも例外ではありません。
はたして、ガスボンベは上部のコンロ部分だけでなく、側面のガス量調節つまみのところからも、「ぶっしゅ〜」と、嫌な音を上げながら、オレンジ色の炎を吹き始めました。非常にまずい。つまみの根本が融解したら、ボンベが破裂します。マラリアで斃死するまえに、ガス大爆発で爆死してしまいます。
吹き上がった炎のお陰で、ラーメンの小鍋は非常に早く沸き、吹き零れそうになりましたが、鍋を救うために命を捨てるのはちょっと割が悪いので、ぼくはキッチンの隅に待避し、そこからようすを窺いました。
幸い、オレンジ色の火柱はその状態のまま安定したようで、コンロの青い炎を手伝って一緒にラーメンを茹で上げてくれました。消すとき、加熱したつまみを濡れ布巾で回さなければいけないのだけが不便でした。ラーメン美味しかった!
でも、こんな生活を続けていれば、そのうちにボンベの爆発でぼくは昇天すると思われます。それもちょっと、残念だなあ。