SMS

友だちは国内よりも海外により多く点在してるようなところへきて、
SkypeがVersion2.5Betaを公開し、SMS送信機能を付加したので、
すごく助かっている。
SMSというのは、簡単にいうと携帯メールだ。
日本の携帯にもFOMAとVodafone3GにSMSは採用されているが、これは
ぶっちゃけニセモノのSMSで、世界で使われているSMSはこんな不自由な
ものではない。
電話番号さえ入れれば、世界中の誰にでもその場でメールが送れるというのが
SMSの本来の機能だ。
しかし、日本ではDoCoMoが他社から自社へ、自社から他社へのSMS送受信を
ブロックしてしまったために、SMSは使っている携帯会社が違うと送れない
仕様になってしまい、実に意味のないものになってしまった。
この障害を新バージョンのSkypeバリアフリー化してくれたのだ。
Skypeのソフト上から電話番号を指定するだけで世界中の携帯電話に
SMSメールが送れるようになった。
Skype側に自分の携帯番号を登録しておけば、相手にはそれが発信者番号として
表示され、返信されたメールはSkype上でなく、自分の携帯電話で受け取れる。
ただし、ここでもDoCoMoの規制は健在で、この機能が使えるのはVodafone3G
だけなのだ。
幸い、Vodafone3Gの契約を持っている私は(端末は使っていない)、
世界中の友人に安価にメールを送ることができるようになった。
ぼくの海外の友だちは大半がビンボーで無教養なので、自分のパソコンを
持っているものなんてほとんどいない。しかし、ビンボーでも携帯だけは
なんとかして持っている。
そういう連中には、一旦日本に帰ってきてしまうと、メールではこちらから
連絡が取れない。電話だと携帯宛ての国際電話だから高価で、なにか重要な
用件でもなければ連絡しなくなってしまう。
SMSさえ使えれば、世界中のほかの国の人たちがやっているように、
「よう、元気?」というだけのメールが送れるのだ。
安いものだから(Vodafone国際SMSの10分の1程度)使いすぎて、今月は
あっという間にSkype Outの残高が底をつきそうだ。

Vodafoneがあまりにもひどい企業なので、キャリア換えしようと思っていた
が、DoCoMoはもっとひどいし、これだけのために秋以降も利用を続けようと
いう気になった。しかし、昨日のニュースでブランド名が
ソフトバンクモバイル」に決まったと聞いて、また、うんざりし始めて
いる。