わるものメカ

深夜、Peace On(参照→ http://npopeaceon.org/)のYatchとぎゃおりーぬが
大邸宅を急襲したので、かねてから約束していたVodafone3Gの回線付き
FOMA M1000改を貸し与えた。M1000といえばDoCoMoの携帯電話だが、
(参照→ http://www.nttdocomo.co.jp/product/business_model/m1000/
このM1000は特製で、Vodafoneや世界中の携帯キャリアの電波網をどれでも
捕まえて通話したりインターネットに接続したりできるよう、SIM Lockを
解除してある。
世界でも通話料の高い日本の携帯を海外で国際ローミング契約で使うと
法外な料金を支払うことになる。海外で安価かつ自由に通信するには、
SIM Lock解除によって、現地の安い携帯会社を選んで使えるようにすることが
不可欠なのだ。
M1000というのはもともとNTT DoCoMo鳴り物入りで5万円もの価格をつけて
売り出した超高級携帯だが、不具合だらけで使い勝手が最悪な上に、
電波の掴みも悪いというので、売れ行きはさっぱり、巷での評判は散々と
いういわく付きの機種だった。
ところが、皮肉なことに、SIM Lockを解除してVodafoneでも使えるように
なったM1000は、DoCoMoの電波よりもVodafoneの電波を良好に掴むようになり、
むしろ基本的な性能が高くなってしまった。
YatchはM1000、安田不純平はNokia6630というスマートフォンを、
(参照→ http://jumpeiblog.air-nifty.com/atama/2005/12/post_9ee3.html
それぞれSIM Lock解除状態で使っており、いまやSIM Freeスマートフォン
わるもの必須のアイテムということができる。
同じくわるものとして知られる天才報道写真家のM氏もM1000を使っている
という情報をぼくは握っている。
HTC Universal/i-mate JASJARというスマートフォンを使っている善良な
ぼくは例外中の例外だ。
(→ http://www.clubimate.com/t-DETAILS_JASJAR.aspx
ふじゅんぺが先日、Nokia6630を駆使してイラクを取材してきたように、
Yatchもヨルダンその他中東諸国でスマートフォンを活用するのだろう。
一通り、M1000の使用法のレクチュアを受けたあと、Yatchとぎゃおりーぬは
始発で帰っていった。酔っ払ってるみたいだし、携帯なくさないかなあ。