霞み

今私は左目を塞いで、右目だけでモニタを見ながらこれを書いている。昨日は散々だった。病院へ行く準備のつもりでシャワーを浴びたあと、手術した目が痛み出したのだ。タクシーに乗るどころではない痛みようで、私は部屋に戻って休むことにした。が、何時間経っても痛みは引かない。とうとう、午後2時頃、ホテルのスタッフの手を借りてタクシーの乗り込み、病院に向かった。病院ではたらいまわしの目に遭い、日本に8年間いたというアリ・ハサンプールさんの手を借りてようやく診察を受けることができた。
さて、それからさらに24時間が経った。目の痛みはひとまず引いたが、術後24時間後の状況は今に比べるとずいぶん快適だったということになる。クリアに見えていた左目は霞んで、手術前と大して変わらないか、さらに悪い程度の視力に落ちている。もっとも、これは手術前に予告されていたことだ。手術直後、一旦視力がよくなったあと、一晩も経った頃、再びよく見えなくなる。それから、3〜4日経って、手術で切った角膜が復元する頃、再びよく見えるようになるのだそうだ。しかし、本当にこの霞んだ視界はクリアになるのだろうか?私は今回初めから多くを期待していなかったが、それでも、不安だ。