洗濯の選択

 ちょっと離れたところにあるランドリーショップで汚れ物を洗ってもらったところ、お気に入りのシャツと靴下が一つずつなくなっていた。やはり不精せず、自分で洗えということか。でも、反省しない私は今日、今夜・ペンションのランドリーサービスに洗いものを出してきた。

 ランドリーでシャツをなくして着るものが足りなくなったので、グラン・バザールに買い物に出かけた。たぶん、原価は相当安いのだろうが、私には高く売りつける。品質は決していいとはいいがたい。日本で買い物した方が、中国製の高品質・低価格の衣料品が簡単に手に入る。
 デノミ以来、確かにトルコではインフレが一息つき、EU加盟の準備が整ったかに思われたが、その分、低品質の商品が高い価格で売られることになっていて、これでは国際的な競争に生き残れないだろう。インフラの貧弱さは欧州水準にははるかに及ばないし、旧ソ連のいくつかの地域にすら追い越されそうな勢いだ。