どうしても騙されたい人たち

昨夜、夕食を食べ忘れたので、朝方腹が減って、階下へ降りると、
新人ニートのギャルギャルSMがコタツで爆睡していた。
早くもニートらしさが板に着いてきている。
冷凍庫からハナマサの菜の花を出して、マヨネーズ炒めにして食べた。

読売新聞がまともな記事を書いている。
チェチェン戦況、露国民7割が武装勢力情報を「信用」―
(参照→ http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050216i216.htm
(参照→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050216-00000216-yom-int
ロシア当局発表をそのまま垂れ流すのは世界の主要メディアでも
朝日新聞共同通信ぐらいではないかと思う。
まともな知識人は、ロシアが虚偽発表を繰り返していることを知っている。
現場を(カディロフ側からでなく)一目でも見れば瞭然だ。
読み比べてみるといい。
朝日や共同からはこういう記事は絶対に出てこないから。
ロシアの政府はファシストに乗っ取られてしまったが、
ひとりひとりのロシア人は弱いけれどもそれほどばかものではない。

去年、私をふんづかまえた秘密警察FSBは私への尋問の中で、
「戦争なんか起きていない。とっくに終わっているじゃないか」といった。
「あなたはそう信じているのか?」と聞き返したら、
ニヤリと笑って答えなかった。
その半年前に、このFSB支部のビルがゲリラの自爆攻撃を受け、
この男の同僚に当たる幹部職員3人が殺害されたばかりだったのを、
私は知っていた。
尋問を進めてゆくうちにFSBは「戦争の終結を望むかね」とも聞いてきた。
「終わったんじゃなかったの?」と聞き返すと、やはりニヤリと笑った。

読売新聞の記事に出てくるシュヴァルキン報道官は2003年1月には
インターファクスに対して、私のことを
「ジャーナリストに成りすました国際テロ組織の一員」と吹いた当人だ。