共同・ロシア取材報告

去年11月・12月のロシア取材報告を今週中に共同通信から
配信していただける見通しとなりました。
トップページで「15日頃」とお伝えしていましたが、
またちょっと遅くなりました。
申し訳ありません。
掲載してくれる新聞があるといいなあ。

新しいVodafoneのGlobal Standard機種の携帯電話を入手して、
ご機嫌だったが、基本的なことをすっかり忘れていた。
日本製Vodafoneの携帯端末にはSIM Lockが掛かっているのだ。
私が渡航するような、たとえばイラクみたいな僻地にはVodafone
ローミング・パートナーがなく、そのままでは通話できないところが多い。
そういう時、GSM携帯電話の汎用性を生かして、現地の携帯会社の
SIMカードを挿入することで、使えるのかと思っていた。
今まで使っていたGSM携帯電話がおおらかな地域のものばかりで、
SIM Freeのものばかりだったから、そんな風にイージーに思い込んでいた。
実際には、私のVodafoneに他社のSIMカードを挿しても機能しない。
GSM圏ではシェアの小さいSHARP製の最新端末をSIM Lock解除してくれる
業者が世界のどこかの町に現れるのはどれくらい先のことだろうか?

やはり、Thurayaを復活させる必要がありそうだ。
ThurayaはSIM FreeでGSM GPSのデュアルバンド、本体800ドルと、
実はものすごく安上がりな携帯だったことが分かる。

それにしても、Vodafone Shopや電話での問い合わせへの対応は
思わず「ぼく、代わってあげようか」と言い出しそうになるほど、ひどい。
スタッフが自社製品やサービス内容をまったく理解していなくて、
毎回こちらが説明してあげる羽目になる。
まあ、海外での使用など、あんまり一般的でない件について
こちらが質問するという事情もあるんだけど、海外で使えるのが
Vodafone唯一(?)のアドバンテージじゃなかったっけ?
私だってメカ音痴を自覚していて、だからこそアドバイス
必要としてるのに。

今見たら、Docomo初のWCDMA・GSMデュアル端末N900iG
イラクでもウズベキスタンでもカザフスタンでも使えるらしい。
その代わり、シリアやグルジアアゼルバイジャンでは使えない。
Vodafoneローミング・パートナーがぜんぜん違うのだ。
これならそのうち、Vodafoneもいろんなところで使えるようになるかなあ。

国内携帯会社のローミング・パートナーが被らない以上、
SIM Lockは百害あって一利なし、ということにならないのかなあ。