引き篭もりの主張/写真

 休日だけど、雨だし、引き篭もりなので、しっかりと引き篭もって、
家から一歩も出なかった。
夜、東長崎のありーさがミスタードーナッツの差し入れを持って
見舞いに来てくれた。
と、いうか、無理矢理呼びつけた。

 もともと私はオピニオンのようなものを書くのが大嫌いなんだけど、
引き篭もっていて何にもしないと他に書くことがなくなって、
その上引き篭もっている間、頭の中で考え付くのは専らしょうもない
オピニオンのようなことであったりするので、オピニオン日記の
ようなものが増えてしまう。
 この日記はそもそも、戦場で腰を抜かした翌日にギャルに振られて
しょんぼりした話を書くためのスペースなのだが、Google辺りで
検索してみると、誰かにリンクしていただいたり、引用していただいたり
するのは決まって、なにかオピニオンめいたことを書いた記述だ。
世間の人たちは誰かのオピニオンを読みたいものなのかなあ。
ぼくは他人のオピニオン日記を読んでもつまんないけどなあ…

 およそ芸術の本質はエロチシズムだから、エロでなければ優れた
芸術家にはなれない、というといい過ぎだろうか?
私はもともと写真家ではないが、一人で取材する都合上、
一眼レフカメラもムービーカメラも扱う。
当然、優れた写真が撮れるに越したことはない。
 かつてNBC長崎放送で働いていた私は、すばらしい映像が撮れる
場面に巡り合う度に、「ああ、ここにNBCのMさんがいてくれたらなあ」
と、当時の同僚カメラマンのことを心底 Missing する。
 自分では自分に写真の才能があるとはまったく思えないが、
自分の周辺の「写真家」を名乗る人たちの作品がものすごーく
お粗末に見えるのは、たぶん気のせいではないだろう。
つまり、同業者の水準が低すぎて、私のドシロウト写真でも相対的に
かなりいい線いってしまうのだ。
 ぶっちゃけ、どいつもこいつも、エロが分かってない。
被写体に対する欲情が足りない。